3年ぶりとなるオリジナル・アルバムは、一曲入魂の重厚な作品集といった趣。ロック色はかなり薄めで、“うたかた歌”の菅田将暉に続くコラボ相手がAwichとiriであるように、ヒップホップやR&Bにより接近しながらも、壮麗なオーケストレーションを配した後半の楽曲が作品全体の色を決定付けている。ラストを締め括るニュー・オーダーばりのエレクトロ・ポップ“SUMMER DAZE 2021”のロマンティシズムも非常に印象的。