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インタビュー

DedachiKentaが明かす、初の全編日本語詞のバラード“Stay with me”に込めたストーリー

「僕がいま歌いたいのはもっとリアルな歌」

DedachiKenta

話題沸騰中の“Strawberry Psycho”のリリースから2か月、DedachiKentaが新曲“Stay with me”を早くも発表した。今回届けられたのは、“Strawberry Psycho”とはまったく異なるテイストの親密で優しいバラード。一聴して彼らしいアコースティックでオーセンティックな柔らかさをたたえた曲だと感じるが、じっくり向き合ってみると〈新しいKenta〉が随所で顔を覗かせる曲になっている。

まず、バイリンガルのシンガーである彼にとって、もっともナチュラルなのは英語詞や英語と日本語をミックスした歌詞だったが、“Stay with me”はなんとほぼ全編が日本語詞だ。日本語の響きや語感を最大限に活かした“Stay with me”の歌詞は、DedachiKentaの類まれな歌声で運ばれることによって、聴き手にそっと寄り添うものになっている。もちろん音楽面での挑戦も込められており、こだわり抜かれたプロダクションや立体的な音像、ブラジルの名手コンハード・ゴイス(Conrado Goys)がアコースティックギターを担当していることも注目すべきポイントだ。

ここでは、DedachiKentaに、彼が生み出した新たな名曲“Stay with me”について訊いた。インタビューには、プロデューサーとして参加したColorful ManningsのKOSEN、そしてレコーディングやミキシングなどを担当したレナート・イワイ(Renato Iwai)も同席してくれた。

DedachiKenta 『Stay with me』 DedachiKenta(2021)

 

コーヒーショップスタイルの曲を作りたかった

――前回のインタビューでは、“Strawberry Psycho”に至るまでのお話と“Strawberry Psycho”について詳しくお伺いしました。“Strawberry Psycho”はリリース後、Spotifyプレイリスト〈Tokyo Super Hits!〉やJ-WAVEの〈SONAR TRAX〉に選ばれるなど、反響が大きかった曲ですよね。Kentaさんの周囲の方々の反応はいかがでしたか?

DedachiKenta「これまでよりも友だちからのレスポンスが多くて、おもしろかったですね。リリースした日にアメリカの友だちがみんな〈Yo! This is pop!〉〈この歌、めっちゃいいじゃん!〉と言ってくれたり、ドライブ用のプレイリストに入れて車のなかでかけてくれたり。これまでとはちがうスタイルの曲でしたが、みんながそれをアクセプトして(受け入れて)くれたのがうれしかったです。いい形で新しいページを開けました」

2021年のシングル“Strawberry Psycho”のダンスパフォーマンスビデオ

――そんなポップな“Strawberry Psycho”から打って変わって、新曲“Stay with me”は感動的なバラードです。この曲は、そもそもどういうところから作りはじめたんですか?

Kenta「最初はテーマがあって、〈コーヒーショップスタイルの曲を作りたい〉というイメージだったんですね」

“Stay with me”

――リラクシンな感じの曲、という意味でしょうか?

Kenta「そうですね。アンプラグドの、ルームアコースティックスタイルの曲です。それで、Logicでデモを作ったんです。最初はカホンやボンゴなど生のパーカッションやクラップをたくさん入れて、シンコペーションを効かせたリズムのループでしたね」

――ビートからこのバラードが生まれたというのは意外ですね。

Kenta「最初は全編英語詞で、ただの〈Kentaバージョン〉でした。でも、そこにKOSENさんやレナートが加わってくれて、チームで話し合いながら制作を進めていった曲です。みんなのミュージシャンシップが加わって、コライト(共作)した感じで作れたのがよかったと思っています」