明るさが底上げされた
――正式に顔合わせしたのはいつ頃?
ティ部「決定してからサンプラザも観にきてたので、10月の頭くらいですね」
――自分が合流するまでの間、BiSを間近で見てどうでした?
ナノ「いままでは表の活動しか見えなかったけど、裏ではこんなに練習してるんだとか、見えなかったところが見えて、〈自分もがんばらないと〉って気持ちになりました」
――加入時のナノさんはどんな印象だったんでしょう。
トギー「あたふたする様子もなく、落ち着いてて、〈すげえ肝座ってんな~〉って」
ティ部「落ち着いてるなって思ったのはもちろんなんですけど、〈あっ、この子だけめっちゃ都会の子だ〉って思いました。私たちが最初に顔合わせした時と違って、垢抜けてるなって(笑)」
モン「キラキラしてた。お洒落だし、可愛いなって思いました(笑)」
ネオ「第一印象では、口数少なくて〈おとなしい子だな〉と思ってて。でも、練習で初めて5人で“STUPiD”を踊った時に、すっごい笑顔で踊ってて。初心を感じたっていうか、何も考えず楽しんでやれてるのが素敵だなと思いました。ちょっと羨ましくなっちゃったっていうか(笑)、〈キラキラしたままでいてほしいな〉って思ったり。活動的にそうはいかないと思うけど(笑)」
トギー「でも、何があっても、ずっとニコニコ立ち向かえそうだなって思う」
ナノ「がんばる(笑)」
――雰囲気はさらに明るくなった印象ですが、5人になっての変化は感じますか。
ティ部「BiSってめっちゃ元気でうるさいイメージなんですけど、そこに地で明るいナノが加わって、さらにうるさくなって良いなと思っています(笑)。あと、全曲のフォーメーションをみんなで作り直したんですけど、やっぱり5人でセンターがあると見栄えがめっちゃ良くなったし、全員でステージを大きく使えたのが楽しくて、それはツアーを回って実感しましたね」
モン「もちろんフォーメーションとか歌割は変わったんですけど、ナノが入ったことによって4人に〈しっかりしなきゃ〉みたいな気持ちも生まれて、みんながちょっとお姉さんに見えます(笑)」
トギー「ナノのお披露目のO-EASTで2曲やったんですけど、手を合わせて目が合う振付けのときにナノがニコニコ楽しそうな笑顔をしてて凄い嬉しくなったのを覚えてて。前からライヴは楽しいし、楽しんでるつもりだったけど、BiSの明るさとか楽しさを底上げしてくれる子が入って、さらにパワーアップしたな~って思ってます」
――そのお披露目のステージのことは覚えていますか。
ナノ「一瞬で終わってて、記憶にない感じです。緊張してたから映像も観たくないくらい(笑)。でも楽しかった」
ティ部「それぐらい無我夢中でやれたってことだもんね」
――年明けには初めてのツアーも経験されましたね。
ナノ「曲数がいっぱいあって、できるのかなって不安もあったんですけど、やっぱりいままで4人のBiSが好きで来てくれてた人たちに〈5人になって良くなくなったな〉って思われたら終わりなので、新メンバーだって思われないくらいのことをやらないとって思ってました」
トギー「〈5人になって良かった〉って思ってもらうためには自分たちがそう思えてないと伝わらないし、ちゃんと〈5人のBiSはいいだろ?〉っていう気持ちでやれたので、きっと良い気持ちを抱いてくれてるんじゃないかなと信じてますね」