直近のシングル2作で中野雅之とフルカワユタカをプロデュースに招いてダンス・ロックな新味を獲得した勢いそのままに届いたアルバムには、AxSxE、中村弘二、Age Factory、fOUL(!)が参加。夢の淵にアーメン・ブレイクが降り注ぐナカコー曲からfOULそのままの泥臭いエモコアまで、クセの強い楽曲が並ぶも統一感があるのは、メンバー6人のやぶれかぶれな美しさ、すべてをぶち壊して何度でも甦るBiSのネヴァーマインドな精神性が芯にあるからか。Age Factory製の激エモ曲“Sakura”からAxSxEとJxSxKによる“NO CHOiCE”であっけらかんと結ぶ潔さも素晴らしいオルタナティヴでロックな名盤。