現体制での第2弾シングルは、フルカワユタカの手掛けるダンサブルでブライトな“LAZY DANCE”! 誰にも奪えない未来へ向かって6人は踊り続ける!

 トギー、ナノ3、ヒューガーの3人になって停滞を余儀なくされた状況から、5月にはイコ・ムゲンノカナタ、クレナイ・ワールズエンド、シオンエピックを迎えた現体制に移行し、全国ツアー〈3 balls and 2 strikes TOUR〉と並行して中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES/THE SPELLBOUND)が手掛ける6人での初シングル“イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム”をリリースしたBiS。9月からは新たなツアー〈INCREDIBLE BiS TOUR〉で全国12都市を巡るなか、ニュー・シングルの“LAZY DANCE”が完成しました。初顔合わせのフルカワユタカ(DOPING PANDA)が手掛ける新曲は、グループの新生面を照らす〈ダンサブル・デジロック〉に仕上がっています。

BiS 『LAZY DANCE』 ULTRA STUPiD(2023)

 

現状の課題

――現体制になって半年ぐらいが過ぎましたが、この半年でいちばん印象深い出来事は何になるでしょう?

ヒューガー「私はLIQUIDROOMでやった〈3 balls and 2 strikes TOUR〉のファイナルがやっぱり印象深いですね。自分が加入する前からBiSが立ってた場所で、自分もやってみたいなって思ってた場所だったんで、それを6人の初ツアーで実現できたのが凄く嬉しかったです」

イコ・ムゲンノカナタ「私は中野heavysickでのお披露目です。ずっとそこに向かって練習してて、本番はボロボロだったんですけど、初めてお客さんの前で踊ったり歌ったりできて楽しかったのを覚えてて、それが思い出に残ってますね」

クレナイ・ワールズエンド「私は前回のツアーの福岡公演です。福岡出身なのでもともと好きな場所なんですけど、初めての凱旋だったのもあって特に温かく迎えてもらえた感じで、もっと福岡が好きになれたライヴだったなって」

ナノ3「(喉の不調で)声が出なかった日だよね」

クレナイ「そういうのもあったけど、初めてだったので印象に残りました」

シオンエピック「思い出……みんなとは違う感じになっちゃうんですけど。半年前までは想像できなかったファンの方がいてくださるっていうのが、いまもちょっと不思議な気持ちで、ファンの人と出会えたことがいちばん良かったことですね」

ナノ「私はめちゃくちゃ直近なんですけど、いま回ってる〈INCREDIBLE BiS TOUR〉ツアーの高松でのライヴで、MCで〈SANUKI ROCK〉や〈モンバス〉にまた出たいっていう目標を口にしたんです。この体制になってから叶えたい目標みたいなものを言ってこなかったのが、みんなの前で口に出したことによってグループとしての目標みたいなのができて、ひとつになれたような気がしたので、その日が印象に残っています」

トギー

――それはみんなでライヴ前に話して?

ナノ「そうです。基本ツアーのMCは1人が担当してるんですけど、本番前にみんなで話したことを、高松ではトギーが代表して言ってくれたっていう感じです」

トギー「その高松もですけど、みんなで〈BiSはこうなっていきたいよね〉みたいなことを話した日のライヴは、やっぱり良いものになるな~って思って。お互いの考えをわかることが信頼に繋がるし、ライヴ中にも自分の気持ちが6個ある感じ。前回のツアーの札幌とか今回の香川はそれが凄くできたライヴだったので」

ナノ「〈BiSとしてどうなっていきたいか〉みたいのを話すことは正直あんまりなくて。ないなかで、この前はみんなで話して互いの意思や考えを知れたから、どんな小さな目標でも〈こうなりたい〉〈こういうことしたい〉っていうことを話していく機会は今後も作りたいと思います」

トギー「あと、仮に目標が叶ったとして、その前に自分たちが発信してたかどうかで、お客さんの気持ちも全然違うと思うんですよ。私たちがちゃんと意思表示していかないと、研究員(BiSファンの総称)もそうだけど、イベンターさんやBiSに関わってくれるスタッフさんたちにも伝わらないし、言っていくことで掴めるものもあるかもしれないし。香川を経て、口に出していくことを大事にしなきゃっていうのは凄く思いました」

――少し前まではそれどころじゃなかったでしょうし

ヒューガー「はい。だから〈言っていいんかな?〉みたいな思いも正直あったんで。でも、同じ行き先を見れるっていうのは、自分がお客さんの立場だとしてもそのほうが嬉しいと思うので、言っていきたいなって改めて思いました」

ナノ3

――はい。いま話に出た〈INCREDIBLE BiS TOUR〉が現体制で2本目のツアーになりますが、前回と違う意識で取り組んでいる部分も大きいですか?

トギー「意識としては、〈先輩後輩〉とか〈新メンバー〉とかいう見え方もなくしていきたいと思ってやってるツアーですね。後から入った3人も責任を持ってBiSをできてるようになればいいなって思いながら、任せてやっています」

ヒューガー「ライヴ中のMCとか、曲中の煽りとか、今回はそれぞれが挑戦してみたりしていますね」

トギー「だから、今回のツアー始まる前からいきなり厳しくしてみたりもして。〈ごめんな~〉って思いながら」

ヒューガー「いきなり(笑)」

トギー「でも、私たちのほうが心の中でまだ〈新メンバー〉として見ちゃってる部分もたぶん大きいので、そこは元からいた3人側の課題だと感じてます」

――まだ〈新メンバー〉という感じ?

ヒューガー「3人を見て〈もうちょっとやな〉って部分があった時に、やっぱりトギーやナノに対するのとは違う接し方になっちゃう部分はありますね。私もそんなにできてるわけではないんですけど。でも、今回のツアーからみんな歌とかダンスの面で〈こういうふうに見せたい〉〈こういうふうに歌いたい〉みたいなのが見えるようになってきたから、全員が挑戦的になれてるんじゃないかな」

――個人的な課題はありましたか?

イコ「前回のツアーはMCとかも別になくて、一回一回のライヴで歌とダンスをやりきるのに必死だったんですけど、今回からはちゃんと自分の考えを持つように意識するようにして」

ヒューガー「前回はもう形にするのに必死みたいな感じやったからね」

イコ「伝えたいことが出てくるようになって、話したいこともいっぱい浮かんでくるようになりました」

シオン「前回のツアーは体力が全然なかったのもあって、ステージで倒れないように最後の曲までがんばろうっていうのを思ってできたんですけど。流石に半年も経ったので、毎公演やりきるだけじゃ、観てるお客さんも〈こんなもんか〉って思っちゃうと思うんで、今回のツアーからは〈今日はここでもっと腕を上げよう〉とか1個決めて、それを続けたらどんどん毎公演いっぱい良いところが出てくるかなと思って。そんな感じで決めてやってます」

クレナイ「最初のツアーも自分なりにがんばってはいたんですけど、今回は自分の考えを持ってライヴしてて、メンバーにも相談しながら、自分の意思を表現できるようにがんばっています」