現体制になってからまだ1年足らず、強力な顔ぶれをプロデュースに迎えた新しいアルバムが完成! 激動の日々を6人で声を合わせて乗り越え、どこまでも走っていくBiSに飛べない場所なんてない!

 1月の日比谷野音を終えてトギー、ナノ3、ヒューガーの3人になったところから、5月にはイコ・ムゲンノカナタ、クレナイ・ワールズエンド、シオンエピックを迎えた現在の6人体制に新生し、2本の単独ツアーを敢行して新しいグループの形を構築してきた2023年のBiS。そんななかで7月には中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES/THE SPELLBOUND)による“イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム”、11月にはフルカワユタカ(DOPING PANDA)による“LAZY DANCE”という2枚のシングルを発表して、楽曲面でも新生した姿を提示してきたわけですが、それらの成果を集大成したのがこのたび届いた待望の新作『NEVER MiND』です。オリジナル曲によるフル・アルバムとしては『LOOKiE』(2020年)以来、実に4年ぶり。上記の2組に加え、新たにAge Factory、AxSxE、中村弘二、fOULの4組をプロデューサーに迎えた全11曲は、ここからのBiSを改めて輝かせる内容に仕上がってきました!

BiS 『NEVER MiND』 ULTRA STUPiD(2024)

 

いまのBiSが感じられるアルバム

――前回の取材を〈INCREDIBLE BiS TOUR〉のファイナル前にやらせていただいて、そのZepp Hanedaでの模様は今回のBlu-rayにも入るわけですが、やってみていかがでしたか。

シオンエピック「Zeppでやれたのは凄い嬉しかったんですけど、やっぱり埋められなかったのがめっちゃ自分のなかでも気になっています。自分の出来映え、このファイナルだけはセトリがめっちゃ変わったので、当たり前ですけど、新しい曲はいまのほうが上手くできるようになりました」

イコ・ムゲンノカナタ「体力もついて、パフォーマンス的には余裕を持ってできるようになってきたし、より良い見せ方とかも考えられるようになりました。MCが苦手でずっと苦戦してたんですけど、ZeppでMCをやらせてもらってからは落ち着いて話せるようになったし、その後のライヴでもどうしたらお客さんが喜んでくれるかを考えて話せるようになってきたと思います」

クレナイ・ワールズエンド「大きい会場でできたのは嬉しかったんですけど、やっぱり広い会場での目線とか振りの見せ方に慣れてなくて、もっとできたなという課題、後悔は自分のなかでありますね」

トギー

――6人になってまだ一年も経っていない状況なんですけれども、改めて振り返ってみると2023年は激動でしたね。

トギー「去年はけっこう体制が大きく変わりすぎて、目の前のことに必死だったみたいな感じの年だったので。いまはグループがどうしたらもっと売れるのかを、もっともっと考えていきたいなっていう頭の中ですね」

ナノ3「新しいことが始まったからこその大変さもありつつ、終わってみたら凄く濃い1年だったというか。大変ではあったけど、充実した1年だったんじゃないかなと思ってて。だから今年は、この新体制でいままで作り上げてきたものをさらにもっとより良いものにしていくために、自分も考えているし、みんなでもっとBiSのことを考えていける1年にしたいなと思っています」

――そこで完成したのがニュー・アルバム『NEVER MiND』ですね。今回は先行シングルも含めて6組のプロデューサーが起用された多彩な内容になりましたね。

イコ「はい。いろんなBiSの一面が見れるアルバムです。一枚でめちゃくちゃBiSを感じられるアルバムになりました」

ナノ「いままでにない感じの楽曲しかないので(笑)。この6人になった時からずっと〈新しいBiS〉って言ってるんですけど、そこの幅がさらに広がるようなアルバムになったんじゃないかなと思います」

 

ナノ3

6人で進んでいく感じ

――そう思います。7つある新曲について伺っていきますが、まずオープニングはAge Factoryによる“R.U.N”ですね。

クレナイ「6人で進んでいく感じが好きな曲です。イントロでフェードインして始まるんですけど、だんだん音が上がっていって、上がり切った時に、6人の〈ウォ〉っていう音から入るのが……」

ヒューガー「〈ウォ〉っていう音(笑)」

トギー「シンガロングの〈ウォーウォー〉の〈ウォ〉です」

――わかりますよ(笑)。

クレナイ「6人の声で一斉に歌うから、足並み揃えて一気に走っていく感じがして、私は凄い好きです。アルバムの1曲目にもピッタシな曲だなって思います」

――すでにライヴでも披露されていますが、パフォーマンスしてみた感触はどんな感じですか。

トギー「シンガロングってめっちゃ最高だなって。一瞬で熱い気持ちになるし、サビはずっとお客さんと目を合わせて歌ってるから、凄くライヴ感が増すっていうか。熱い時間って感じですね」

ヒューガー「Age Factoryさんのライヴも観させてもらったんですけど、ほんまに自然に手を上げたくなるようなライヴを作られていて。私たちも“R.U.N”でそういう空間を作りたいので、手を上げて一緒に歌ってくれたら嬉しいし、もっと一体感を出せるようにできたらめっちゃいいなって思ってます」

――Age Factoryはもう1曲、儚い雰囲気の“Sakura”も手掛けられていますね。

シオン「“Sakura”は自分の声的にはいちばん歌いやすかったです。聴いてたら一人一人の声がよく聴こえる曲になっていて。やっぱりみんな推しの声とかだったら聴きたいと思うんで。しかも、〈エモ~い〉みたいな良い曲だと思います」

――そうですよね。レコーディングはいかがでしたか。

ヒューガー「Age Factoryさんは奈良の方々じゃないですか。私が最初に録ってもらったんですけど、清水(英介)さんが〈凄い大阪を感じるわ〉って言ってくださったのが褒め言葉やと思ってて(笑)。それが嬉しかったのと、デモの音源が清水さんの仮歌を女性キーまで上げたものだったんですけど、その声と私の歌が似てるって仰っていて」

トギー「正直、ヒューガーの声が流れてんのか、清水さんのキー上げた声が流れてんのか、わかんなくなって」

ヒューガー「自分では気付いてなかったんですけど、清水さんの歌い方の素敵なところを採り入れて歌えたらいいなって思ってたので、それは嬉しかったですね」

ヒューガー

――はい。続いては中村弘二さんも2曲をプロデュースされています。ラップも取り入れた“Olenimorph, Ole”は特に新鮮な雰囲気ですね。

イコ「私は“Olenimorph, Ole”がいちばん好きな曲です。これは事前にアンケートを取っていただいて、それぞれのBiSに入る前のエピソードだったりを歌詞に入れてくださってるんですけど、あんまり自分のことを他人に話すのが得意じゃなかったので、こうやって曲に乗せて歌えるのが凄く嬉しいです」

――例えばイコさんだと?

イコ「〈胃が痛い辛い日々〉とか、サビの〈思いだす暇もないくらいの密度・スピード〉っていうところは加入した頃のことを書いていただいています。いつか自分がBiSとしてもっと成長して、胃が痛くならなくなった時に歌詞を見返して〈BiSに加入して1年経たない自分はこんなんだったんだ〉って実感できそうな曲だなって思ったし、もっと強くなって成長できた時にまた聴いて〈強くなったな〉って思えるような自分になりたいなと思いました」

ヒューガー「〈自分を構成する要素を10個書いてください〉みたいな質問項目があって。そこで性格とか、好きな物とかを答えたんですけど、一人ずつに向き合ってくださってるんだなって思ったし、自分とも向き合う機会をいただいたなって思ってます。6人を構成する要素とかが散りばめられた、おもしろい曲になってますね」

――皆さんのそういう回答の断片を組み合せてabelestさんが作詞した感じなんですね。

ナノ「〈heavy sick〉はみんな書いたかもしれないし、〈ラーメン〉はシオンとか。でも、パーソナルすぎる部分もあるので、みんなの回答がそのまま歌詞になってるわけじゃなくて、そこからイメージした内容を組み合わせていただいた感じです」

――ナカコーさんはもう1曲“青風”もプロデュースされています。

ヒューガー「全曲めっちゃ好きなんですけど、私は“青風”がいちばん好きで、最初にデモをいただいた時から〈何てオシャレな曲なんだ〉と思って。BiSがこれを歌いこなす想像は、容易にはできなかったんですけど(笑)。でも、絶対に生まれ変わった一面を見せたいと思って歌いました。本当に洗剤のCMにしていただきたいぐらい爽やかな曲なんですよ(笑)。雲ひとつない晴れた空の下に土地が広がっていて、そこに洗濯機がポツンとあるみたいなイメージが浮かんだので、そこから連想して私が振付けを担当させてもらいました。ドラム式なので前から開ける振りを入れたり(笑)」

――ナカコーさんの2曲はどっちも曲調的に今回のアルバム中では異色な雰囲気ですが、レコーディングは大変でしたか。

ヒューガー「そうですね。でも、めっちゃ優しく指導してくださって、技術的なことじゃなくて、〈もうちょっと吹き抜ける感じで〉とか〈柔らかく〉とか、概念的なディレクションの仕方が印象に残っています。自由にやらせてもらいながらディテールをちょっとずつ調整するような感じで指導してもらったので、私は凄くやりやすいというか、めっちゃ学びが多いレコーディングでした」

 

イコ・ムゲンノカナタ

めちゃくちゃ新しい一面

――はい。さらに、fOULプロデュースの“悲しみを纏う男たちの行進”はまたクセの強い仕上がりになっています。

トギー「たぶんトギーが誰よりもウキウキでレコーディングに向かったんですけど、いままでにない雰囲気の曲を歌えるのが凄く嬉しくて。新しい自分の声色もそうだし、歌ってて楽しいんですよ。レコーディングは谷口(健)さんに立ち会っていただいたんですけど、〈俺は音程通りに歌わないことがロックだと思ってる〉って言ってくださったおかげで解放感のある気持ちで歌えたので、その言葉があったからこそ出来た曲ですね。みんな谷口さんの仮歌の通りに覚えていったんですけど、〈そうじゃなくて、思い思いの歌でいいから。音程もそのままじゃなくていいし、むしろそのままじゃないほうがいいんだよ〉みたいに話してくださったのにシンパシーを感じて、楽しんで歌わせてもらいました」

――この歌い方にもビックリしました。

ヒューガー「インパクトがある(笑)」

トギー「これも別に〈こう歌って〉って言われたわけじゃなくて、私が最初に自由にレコーディングしたせいで、その後に録ったみんなもあの野太い声になって」

ヒューガー「トギーちゃんがエンジンをかけてくれました。練習では難しかったけど、おかげで本番は解放しながら歌えました(笑)」

トギー「みんなの新しい一面がめちゃくちゃ出てるので、〈こういう歌も歌えるんだ!〉ってビックリしてほしいです」

――パフォーマンスでどういう感じになるのかも楽しみな曲ですね。そして、リード曲の“STiLL BE CHiLD”を含めて、AxSxEさんが2曲をプロデュースされています。

ナノ「“STiLL BE CHiLD”は歌詞が入ってないデモの段階で、最初に音が流れた瞬間から〈もうこれ好きだ!〉って思いました。いままでのBiSにも明るい曲はあるけど、また別の明るさがある曲調で。渡辺(淳之介:WACK代表)さんが作詞してくれたことも嬉しいし」

――渡辺さんの歌詞というのも久しぶりな感じがしますね。

トギー「“Hey boy hey girl”(2022年)以来です」

ナノ「うん。これは〈ねぇなんでなんで〉〈なんでなんだろう〉っていう言葉がめちゃくちゃ出てくるんですけど、たぶん子どもみたいに何でも人に尋ねたりとか、何でも気になっちゃう部分が、大人になるにつれてなくなっていくという内容で、ちょっと深いなと思って。その精神をいつまでも持っていたいなっていう気持ちになりました。この歌詞をいただいて、みんなの声が入って、より好きな曲になりましたね」

――ちなみに、BoaTやNATSUMENのようなAxSxEさんの活動についてはご存知でしたか?

トギー「渡辺さんの作家名(JxSxK)の由来の人だということは知っていたので、聴いたことはあったんですけど、まさか作ってもらえるとは思ってなくて」

ヒューガー「アイナ(・ジ・エンド)さんとも曲を一緒にされていたから」

――実際に接してみていかがでしたか?

ナノ「鉄人かと思いました(笑)。ストイックって言葉じゃ表せないくらいストイックというか。レコーディングが過去最長くらいに長時間だったんですけど、〈食べたら終わり〉って仰ってご飯も休憩も取らないので……心配になってしまうくらいノンストップで」

トギー「集中が切れないように、そうしてくださっていて」

ヒューガー「だから、ディレクションしていただくたびに〈それに応えよう〉って思えて、その繰り返しが大変な作業だったけど、そこまでやってくださることが嬉しかったです」

トギー「やべえって思ったし、音楽に妥協のない人なんだなって身に沁みて感じて。実際、完成した音源も最高すぎるので」

ヒューガー「うん。隙のない感じというか、ずっと聴いてて飽きないし、向き合ってくださったことが凄くわかる曲になりました」

クレナイ・ワールズエンド

――アルバム最後の“NO CHOiCE”もJxSxKさんとAxSxEさんの作になりますが、こちらはいかがでしょう?

トギー「渡辺さんがロンドンに行ったからこそ書けた歌詞なのかなって私は思ってて」

――〈迷子〉とかね。

ヒューガー「私もちょっと思いました(笑)。〈これ、実体験ちゃうかな?〉って話してて」

トギー「慣れない異国での経験から〈もっとやらなきゃ〉という思いが表れてるのかなって。それプラス、BiSがいま〈やらなきゃ〉いけないことを歌詞にしてくれていて、がんばんなきゃいけない時に絶対に聴くべき曲ですね」

――WACK伝統の〈いかなきゃ〉というフレーズも出てきますね。

トギー「はい。でもいまのBiSで〈いかなきゃ〉って入ってる曲って意外と少ないので、新たな〈行かなくちゃ〉ソングとして大事な曲になるんじゃないかなって思ってます」

 

シオンエピック

どういうBiSであるべきか

――既存曲もうまくハマって、とても良いアルバムになったと思います。で、現在はWACK全体の〈PiZZA WACKful WORLD TOUR〉を開催中ですけれども、5月には単独ツアー〈We Gotta go BiS TOUR〉が控えていますね。

ナノ「ツアー・タイトルをそれぞれ考えて、みんなで話し合ったなかから私が考えたのを選んでもらいました。たぶん“NO CHOiCE”に影響された気がするんですけど、〈いかなきゃ〉とか〈やらなきゃ〉って、いまのBiSの状況にぴったりだと思うし、そこから英語を調べてこれにしました(笑)」

――そのツアーに向けて、アルバムも届いて、BiSの2024年はどうなりますか?

シオン「がんばらないといけない1年です。まずは目の前のライヴからということで」

イコ「こうやってアルバムが完成して、6人で歌える曲も増えたので、この曲たちと共に成長できる1年にするために、もっとがむしゃらにがんばらなきゃいけない年になります」

――ツアー中には現体制で1周年になります。

クレナイ「そうですね。やばいです。早い。もちろん去年も一回一回のライヴを大切にしてたんですけど、今年はもっと毎回のライヴに目標みたいなものをちゃんと決めて、それを達成できるように……がんばっていかなきゃなって思います」

ヒューガー「〈がんばる〉に引っ張られてる(笑)。去年は新しくやることが多くてドタバタ走ってきちゃった感じがけっこうあるので、今年はもっと自分たちのグループを客観視して、次どうしていくかをもっと自分たちで考えられるようになりたいなって思っています」

トギー「一緒に1年間やってみて、良かった部分もあるし、全然良くない部分もまだまだあるので、両方にちゃんと向き合って、どういうBiSであるべきなのかを追求していける年にしたいし。このアルバムをきっかけに、聴いてくれる層がちょっと変わりそうな気もしてて、いろんな人に刺さる曲がBiSにはもともとあるので、ここからたくさんの人にBiSを知ってもらえるように、できることを全部やるっていう努力は欠かさないようにしたいです」

BiSのフル・アルバムを紹介。
左から、2019年作『Brand-new idol Society』、2020年作『LOOKiE』(共にRevolver)、2021年作『BiS DiVE into ROCKS』(ULTRA STUPiD)

BiSの2023年のシングル。
左から、“イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム”“LAZY DANCE”(共にULTRA STUPiD)

 

『NEVER MiND』に参加した豪華なプロデューサー陣の顔ぶれも気になる!

●Age Factory
清水英介(ヴォーカル/ギター)、西口直人(ベース)、増子央人(ドラムス)から成る奈良出身の3ピース・バンド。2014年に現編成でデビューし、パンクを基盤にエモーショナルで多彩なスタイルの楽曲を展開、近年は“AXL”(2021年)でコラボしたJUBEEを交えたAFJBでも活動する一方、バンド本隊ではこの2月にニュー・アルバム『Songs』(CDはライヴ会場など限定)をリリースしたばかり。今回のBiSで手掛けた“R.U.N”と“Sakura”の2曲は彼らにとって初の外部プロデュース/楽曲提供となる。

Age Factoryの2021年作『Pure Blue』(DAIZAWA/UKプロジェクト)

●AxSxE
90年代のSPACE KUNG-FU MANを皮切りに、BOaT~NATSUMENのギタリストとして活動する一方、00年代半ばからは木村カエラや神聖かまってちゃん、石橋英子、SCANDAL、私立恵比寿中学、近田春夫、OishiiOishiiらの作品を数多く手掛けてきた敏腕プロデューサー/エンジニア。今回の『NEVER MiND』でプロデュースを担当した“STiLL BE CHiLD”と“NO CHOiCE”は、いずれも村田シゲ(ベース)、マシータ(ドラムス)が演奏でサポートしている。

NATSUMENの2006年作『NEVER WEAR OUT yOUR SUMMER xxx !!!』(TOPMEN)

●中村弘二
一世を風靡したスーパーカーの解散後は複数のプロジェクト/バンドを並行し、直近では食品まつり×沼澤尚とのトリオ作『Humanity』(2022年)や、ナスノミツル×中村達也とのMUGAMICHILLでの『MUGAMICHILL』(2023年)なども記憶に新しい鬼才プロデューサー。今回のBiSにはラップも交えてドリルンベース展開を見せる“Olenimorph, Ole”と爽快なギター・ポップ“青風”を提供しており、自身のソロ名義作『Epitaph』中の“No Face”でもコラボしていたabelestが両曲の共作に携わっている。

Koji Nakamuraの2019年作『Epitaph』(キューン)

●中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES/THE SPELLBOUND)
BOOM BOOM SATELLITESで名を馳せ、現在は小林祐介(THE NOVEMBERS)とのTHE SPELLBOUNDでも活動する傍ら、布袋寅泰やMAN WITH A MISSION、milet、DISH//らの楽曲を手掛けているプロデューサー/アレンジャー。BiSと手合わせした先行シングル収録の“イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム”と“僕の目を見つめて 君の世界になりたい”は、いずれも詞曲はTHE SPELLBOUND名義で担当している。

THE SPELLBOUNDの2022年のシングル“すべてがそこにありますように。”(NBCユニバーサル)

●フルカワユタカ(DOPING PANDA)
2012年の解散を経て2022年に再結成した人気バンド、DOPING PANDAのフロントマンとしてヴォーカル/ギターを担当する。バンドの解散期間に始めたソロ名義の活動でも定期的に作品をリリースする一方、LOW IQ 01のライヴ・サポートやKOGREY DONUTS、坂本真綾らの作品でギタリストとしても多方面で活躍。今回の『NEVER MiND』では先行シングル所収の“LAZY DANCE”と“なまえをよんで”をプロデュースし、前者ではドラム・プログラミングにDOPING PANDAのHayato Beatが参加している。

DOPING PANDAの2023年作『High Hopes』(ソニー)

●fOUL
谷口健(ヴォーカル/ギター)、平松学(ベース)、大地大介(ドラムス)によって94年に結成されたパンク/ハードコア出自のロック・バンド。bloodthirsty butchersらとリンクして支持を拡大していくなかで2005年に〈休憩〉を宣言するも、大石規湖が監督を務めたドキュメンタリー映画「fOUL」(2021年)公開などを経て2022年7月より活動を再開した。今回の『NEVER MiND』に提供した“悲しみを纏う男たちの行進”は彼らにとって初めての外部プロデュース曲となる。

大石規湖の監督で2021年に公開された映画のBlu-ray「fOUL」(キング)