3年ぶりのニュー・アルバムは前作に輪をかけた充実ぶりで迫る傑作だ。ニューオーリンズ産らしいバンドの引き出しの多さが売れっ子のジェフ・ギッティや新鋭ビアコといった面々の手腕によってさらにカラフルに引き出されている。スティーヴィー・ワンダーやミニー・リパートン風のメロウ曲でタンクのストレートな歌唱力を堪能できるのも嬉しい。マセゴとアレックス・アイズレーを迎えた“Black Folk”は日本盤にのみボーナス収録。