ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier)『Djesse Vol.3』タンク・アンド・ザ・バンガスらを招き、これまでで最もファンキーなサウンドに

2020.11.27

ロンドンを拠点に活動を続ける、多重録音を駆使した楽器演奏やアカペラで独自の音楽をクリエイトしてきたジェイコブ・コリアーの4部作プロジェクト『ジェシー』の第3弾。これまでアコースティック・サウンドやコーラスワークを基調にした音楽を提供してきた彼が、エレクトロのエッセンスを思い切り投入し、新たな世界を構築している。ダニエル・シーザー、キアナ・レデ、ラプソディらR&B、ヒップホップの新世代アーティストたちをフィーチャーし、ハーモニー的にもリズム的にも変化に富んだ独創的なサウンドを体現。この壮大な広がりを持つ音楽を聴くのに一番いい場所は遥か銀河系の彼方か。

 


多重録音のアカペラとマルチな楽器演奏を駆使する才人の4部作プロジェクト〈Djesse〉の第3弾。アコースティックな〈Vol.1〉、フォーク寄りの〈Vol.2〉に続く今回は本人いわく「ヒップホップ、R&B、エレクトロ、デジタル・サウンド、ポップ・ミュージックをすべて合わせた、これまででもっともファンキーなサウンド」とのこと。ジェシー・レイエスとT・ペインを招いためまぐるしい“Count The People”を筆頭にキンブラ、タンク・アンド・ザ・バンガス、マヘリア、タイ・ダラー・サイン、トリー・ケリー、ラプソディと客演も豪華だが、良くも悪くも構成要素を部品化するような曲作りは変わらず。キアナ・レデとの“In Too Deep”やダニエル・シーザーと送る“Time Alone With You”の穏やかな世界観が馴染む。

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