モードセレクターとアパラットから成るユニットが5年ぶりに活動を再開し、通算4作目を完成。〈孤独感〉や〈情報過多〉をテーマとしたのには、近年の世界が直面している大きな問題とはもちろん無縁でなく、丹念に作り込まれた電子音のサウンドスケープにエモーショナルなポップネスが揺らめく力作だ。アルバム中盤でひときわ大きな盛り上がりを見せる“MORE LOVE”には人類への大きな愛が詰まっている。