こんにちは、TOWER DOORSスタッフです。
TOWER DOORSが注目する新人アーティストの魅力に迫るメール・インタビュー企画〈6つの質問〉。いままで質問に答えてくれたアーティストの楽曲は下記の再生リストにまとめてあります。
今回の主役はkycoh(カイコー)です。TOWER DOORSは彼らの楽曲“Life-size”を紹介しています。
kycohは、2019年から東京を拠点に活動する4人組のバンド。デビューEP『WOKE』をタワーレコードの店舗限定で販売し、今回の“Life-size“がAmazon Musicによる次世代アーティストのプレイリスト〈Weekly One〉に選出されるなど、いま注目を集めているアーティストです。
彼らのサウンドのおもしろさは、多様なジャンルを組み合わせたその音楽性。ベースはポスト・ロックやシューゲイザーなどを織り交ぜたバンド・サウンドですが、アンビエントやダブステップまでをも取り入れており、荘厳でダイナミックな展開には胸を打たれます。バンドでありながらも〈バンド〉という枠に収まらないのがkycohの魅力です。
さらに、力強くも優美で落ち着きのあるヴォーカリスト・足立ヒロキの歌声にも注目です。ファルセットを駆使して聴き手を酔いしれさせる一方、オートチューンによって変調した歌を聴かせる楽曲もあり、ヴォーカリゼーションや歌の響かせ方の多様さに驚かされます。
そんなkycohは、2020年9月9日(水)にリリースされるコンピレーション・アルバム『S.W.I.M. #1 -polywaves-』に参加。同作は、音楽シーンに新たな波を立てるアーティストをリスナーのもとに送り出す、ULTRA-VYBEによる新プロジェクト〈S.W.I.M.〉の第1弾です。これも、kycohが期待のニューカマーである証拠でしょう。
今回は、注目のkycohに〈6つの質問〉を投げかけました。質問には、メンバーのHiroki AdachiとGentokuが回答してくれました。
1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。
Gentoku「Hiroki Adachi(ヴォーカル/ギター)と僕(Gentoku)(ベース/シンセ)は東京出身で、Masaki Tagashira(ギター/ヴォーカル)とRio Kumaoka(ドラム/サンプラー)は香川出身です。
香川出身の二人はもともと地元で一緒にバンドやってたり、僕と足立はもともとタワーレコード渋谷店で働いてたり、僕と田頭は同じ大学の学科の同級生だったりと、全員が全員と親交がありました。
田頭とリオも東京に出て来ていてお互い各々別のバンドで活動をしていたのですが、それまでと違う新しい音楽がやりたくなって結成しました」
2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?
Hiroki Adachi「僕は中学の頃からRadioheadがずっと好きで、全体的にアンニュイな感じで音像が美しいと思ってます」
「Chet Fakerの“Cigarette And Lonliness”はkycohを結成しようと思ったきっかけですね」
「最近製作する曲はModeratやMount Kimbieのようなビート感に特徴のあるエレクトロニカに影響を受けてます」
3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?
“Life-size”
Hiroki Adachi「“Life-size”って等身大って意味なんですけど、kycohとして1st E.P.の『WOKE』を出してから自分達なりにもっと高い次元で曲を描こうとしてたんです。でも原点回帰して好きなように曲を等身大で書こうとして書いた曲なんです。その中でも自分の持ってるポップセンスなりにアカペラで始めたり、インパクトがある表現ができたと思います」
4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?
Gentoku「gatoのageはうちでサポートしてくれていて、今回のコンピレーションアルバム(『S.W.I.M. #1 -polywaves-』)にも一緒に収録されているんですが最近はよく新曲がリリースされてます」
Hiroki Adachi「まだ数える程度しかライブできていないので、もっといろんな人とライブしてかっこいい音楽探したいですね」
5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?
Hiroki Adachi「Powfuの“death bed (coffee for your bead)”は土曜日の昼に入ったよく行く地元のインドカレー屋の有線で流れていたんですけど、その時の気温、その時の一緒にいた人、そのシチュエーションの全てがいつもよりリッチなように感じてShazamしました」
「A$AP Rockyの“LVL”はこの前見に行った『WAVES/ウェイブス』って映画の劇中で使われていた曲で、高揚感を煽るイントロが印象的でカッコよかったです」
6. ライブやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。
Gentoku「ライブがあまりできない現状なので,また変わった僕らの音楽を早く届けられたらなと思ってます」
影響を受けた音楽としてRadioheadやChet Fakerを挙げていたことにとても納得しました。kycohの音楽が醸し出す静けさや優雅さは、彼らの影響から来ているのでしょうね。
また最近出会った音楽には、TikTokで話題になったラッパーのPowfuやA$AP Rockyの楽曲を紹介していました。そのジャンルレスな感覚が、kycohの楽曲の新鮮さの理由一つなのだと感じました。
kycohが参加したコンピ『S.W.I.M. #1 -polywaves-』は、今後のシーンのアイコンになる可能性を秘めた新世代アーティストが総勢17組が参加。碧海祐人やLaastcコレクティヴ所属のMÖSHIなど、TOWER DOORSが紹介したアーティストも多数楽曲を提供している充実作です。ぜひお見逃しなく!
RELEASE INFORMATION
TRACKLIST
1. VivaOla “Runway”
2. YOHLU “&I”
3. I’m “BATHROOM”
4. Alex Stevens “BEACH HOUSE CLUB”
5. Gi Gi Giraffe “Jail Out”
6. asmi “anpan”
7. Peggy Doll “Beautiful Like That”
8. SPENSR “LIPS”
9. American Dream Express“Make Me Stoned”
10. gato “G0”
11. kycoh “Life-size”
12. MÖSHI “Back And Forth(prod. Pause Catti)”
13. TOKYO RAVE GROUPIE “Mellow Down Easy”
14. カメレオン・ライム・ウーピーパイ “Free Elephant(S.W.I.M.Mix)”
15. illiomote “ブラナ#15”
16. UNERI “ちょっといいこと(2020re-edit)”
17. 碧海祐人 “夕凪、慕情”
