カラパナをはじめとするハワイ産AORの3連発というオープニングでそよいだピースフルな島風が、シカゴのブランズウィックへと流れてゆき、南部のハイのエレガンスも誘い出しながら、都会のタブーをも纏い、サルソウルウェスト・エンドの熱で踊らされるうちに、ベツレヘムへ辿り着いて余韻たっぷりのジャズで幕を閉じる。こんなふうに強引にストーリー仕立てで紹介できるほど、それぞれに音のキャラクターが立った多彩なレーベルの楽曲をスムースに連ねた選曲センスが際立つ。こちらはタワレコ限定リリース。

【関連動画】VA『Free Soul PeaceIsland』に収録されている
カラパナの70年作『Kalapana』収録曲“The Hurt”