ayU tokiOのレーベルCOMPLEXがカセットMTR制作のコンピ『REV.02』をリリース　内村イタル、佐藤寛、nakayaan、ナナビット、やなぎさわまちこ等が参加

コンピレーションアルバム『REV.02』が2025年11月26日（水）にリリ－スされる。

ayU tokiOが主宰するレーベル、COMPLEX。ayU tokiOのほか、ゆうらん船、砂の壁、OCHA∞ME、Perfect Young Ladyなどの作品をリリースしてきた。同レーベルが看板として制作してきたコンピレーションアルバム『REV』シリーズの2作目『REV.02』が、ついにリリースされる。

2020年に発表された1作目『REV.01』は、ayU tokiOこと猪爪東風が全面的にサウンドプロデュースを手がけ、かもめ児童合唱団、ゆうらん船、カジヒデキ、鈴木博文など年齢も活動背景もバラバラで個性豊かな12組が参加。猪爪が作曲段階から深く関わりながら、〈音楽制作をリポート〉することをテーマとして完成させた作品だった。

今回リリースされる『REV.02』は、〈カセットテープMTRを使って音源制作〉をテーマにしている。猪爪の原点である〈カセットテープと密におこなった音楽制作〉の記憶を辿りつつ、参加アーティストそれぞれの世代とカルチャー圏に由来するカセットテープやMTR、音楽制作への視点の差異にフォーカスしているそうだ。

新旧の宅レコ派であるアーティストたちは、それぞれ独自のスタジオワークフローのなかで作品を制作したという。〈カセットテープとは?〉という地点からスタートした若手アーティストたちは、猪爪とともに新たなスタジオワークフローを開拓し、カセットテープに開眼したとのこと。そのどちらでもないアーティストたちは、〈カセット感〉とともに自身の世代感や文化感を音源のなかに滲ませているそうだ。

本作の録音は、〈カセットテープのMTRで作ったコンピレーションアルバムがあったら嬉しい〉という猪爪のピュアな気持ちから始まったという。本作は、人それぞれ、その人ならではのメカ周辺に生まれる思考が見事に反映された、フックの効いたポップアルバムになっているとのこと。プレスリリースでは、〈思ってたより、ずっと大変で、ずっとテープみがあった。〉とコメントされている。

下記の参加アーティストの一覧を見るにつけ、作品への期待が高まる。ぜひ手に入れたい一本だ。