映画「エルヴィス」のサントラで帝王と疑似共演した“Power Of My Love”も話題のなか、4月の『Fear Of The Dawn』に続く今年2枚目のアルバムが到着。電撃バリバリな前作に対し、今回はアコースティックな編成に弦楽器も絡めてフォークやブルース、ジャズなどを聴かせる。意匠の古めかしさよりも粗削りな音像の新鮮さが先に立つ作りは流石。前作のオープニング曲のスロウ版“Taking Me Back (Gently)”をラストに置いた構成も光る。