不穏なメタル・リフが光る“Kill Or Be Killed”が文句なしのかっこ良さ。また、“Won't Stand Down”における爆発力溢れるヘヴィネスにも痺れた。6作連続で全英1位を獲得している彼らの9枚目のアルバムは、ロックの本道に回帰した傑作だ。セルフ・プロデュース作という点も大きく、先述したラウドな質感を備えつつ、持ち前のオペラから近作のエレクトロまで包括した懐の深さ。決定打的な一枚と言っていい。