デイヴ・エレフソンの解雇、デイヴ・ムステインの咽頭ガン治療といった難局を乗り越え、新体制で作った16枚目のアルバム。これがリフの嵐で攻め立てた豪放作である。〈野獣〉と〈知性〉が同居した初期インテレクチュアル・スラッシュ期を彷彿させる場面も多い。また、アイス・Tを迎えた“Night Stalkers”の鬼神の如きリフ、その後にラップとアコギ/ストリングスで味付けした曲展開も見事。英米チャート3位を獲得。