ラリー・ジューン(Larry June)『Spaceships On The Blade』ベイエリアの人気ラッパーがアルケミストらとソウルフルでレイドバック気味なヒップホップを聴かせる傑作

LARRY JUNE 『Spaceships On The Blade』 FreemindedEmpire (2022)
2022.09.29

連名作品も含めて膨大なリリース量を誇り、そのペースはまったく衰えずファン・ベースを確実に広げているベイエリアの人気ラッパーによる約1年ぶりのソロ名義作はカードーやジェイク・ワン、アルケミストといった馴染みの制作陣が参加し、これまで通りのソウルフルなサウンドと歌心も交えたレイドバック気味のラップを聴かせてくれる。重鎮DJフレッシュとのスペースシップ感のあるベイエリア流儀なファンク・チューン“Don’t Check Me”やタイトル通りの夜モードなシドとのコラボ曲“For Tonight”、カレンシーが参加したDJミスター・ロジャースの手によるヒューストン・マナーな“5.0 Chronicles”などなど良曲が揃っており、全20曲と言うヴォリュームながら短いインタールードまで隙のない傑作だ。