〈自分にそっくりな「影」を見た者は死ぬ〉。網代慎平の故郷・日都ヶ島にはそんな言い伝えがあった。幼馴染・小舟潮の訃報を聞き、葬儀に参列するために島に戻った慎平は、潮の死の謎と失踪した一家を追ううちに〈影〉の思惑に巻き込まれ、知らず知らずのうちに身につけていたタイムリープ能力を使いその運命に抗っていく。南雲先生の著書〈沼男〉=スワンプマンは、哲学者ドナルド・デイヴィッドソンが考案した思考実験にあり、本作で描かれる影そのもの。誰が敵(影)かわからないハラハラ感と恋愛要素も加わって、一話も見逃せない。一度観ただけでは理解しきれない面白さがつまったアニメ版がいよいよBlu-ray化、うれしい!