
〈どこにもハマれない〉から〈どこでもハマれる〉へ
――3月には〈SXSW〉に出演し、VIBE誌にて〈ベストパフォーマンスアーティスト10選〉に選ばれました。実際、ライブの手応えはどうでしたか。
「自分たちが想像していたよりもオーディエンスが盛り上がってくれました。
最初から、カメレオン・ライム・ウーピーパイを日本のメジャーシーンのスタンダードにしたいということを目標にやっていて、〈ジャンル〉とか〈界隈〉みたいなものがあるとすれば、どこにもハマれない感じがあったんですけど、それが〈どこでもハマれる〉というふうになってきた感じが自分たちの中にあるんですよね。バンドが出演するイベントのラインナップに入れてもらったり、クラブに出たり。
それが意外と、海外でもそうなってる感じがして。私たちの存在は異質な感じになっちゃっているんですけど、それで逆にハマれたなと思います」
――日本の音楽シーンに対してアンチテーゼの気持ちを持ってマイナーなところを突き詰めていたら、世界で見てもオリジナリティのある音楽をやっていたと。
「そうなれていました。カメレオン・ライム・ウーピーパイっぽさを突き詰めていったら、海外の方から見ても珍しい感じになっていたみたいなのでよかったなと思います。
メジャーのスタンダードになりたいと強く思いすぎて〈早く売れたい〉という考えになってくると、今売れているものにどんどんスタイルが近づいていっちゃう感じがするんです。なので最初から決めていた〈自分たちのスタイルをスタンダードに持っていく〉ということをブレさせずに、ここまで来られているのかなと思います」

ポップミュージックは〈私を生かす〉
――ちなみに、今Chi-さんとWhoopies1号・2号の中でアツいアーティストやジャンルは何かありますか?
「アースギャング(EARTHGANG)はずっとアツいですね。もう本当に、人間のグルーヴが違う。〈このリズム感は私たちでは一生かかっても敵わないよな〉みたいなところがすごくある。歌い方とかもそうですし。
人間から自然に出てくるものとか、その人じゃないとできないことこそが、すごくかっこいいものだと思っているんですけど、アースギャングは本当にあの2人じゃないとできない感じがあって、それがびっくりしました。生きているだけでものすごい個性があるというか。奇抜なことを無理してやっているわけではなくて〈この人たちはこういう人なんだよな〉と思わせる。そこがかっこいいなって、尊敬しますね」
――Chi-さん自身も、ステージ上で別のキャラクターを演じている感覚は特にないものですか。
「ないですね。普段もテンションが高かったり低かったりするんですけど、その感じがライブでも出ていると思うので。というか出しているつもりもなかったんですけど、急にしっとり歌い出したり最後にめちゃくちゃ暴れたりして、ライブを見た人から〈ものすごい情緒不安定なライブだね〉みたいなことを言われて(笑)。
でも上がったり下がったりするのは、自分の中ではすごく自然なことなんです。表面にはあまり出さないですけど、心の中では感情がバーって上がったり下がったりしているので、それがライブでも出ているのであれば、それはそれでいいなって。それを面白がってもらえるならいいなと思います」
――今日話を聞いて、カメレオン・ライム・ウーピーパイはサウンド的にもオリジナリティを追求した挙句〈どこにもハマらないけど、どこにでもハマれる〉領域に達していることが改めて確認できたし、Chi-さんの生き様が出ている音楽は今ギリギリを生きている人たちに手を差し伸べるものであると思いました。Chi-さんは、ポップミュージックにできることとはどういうものであると考えていますか?
「ポップミュージックにできることは、〈私を生かす〉。他の人はわからないですけど、私がポップミュージックに生かされているということは確かなので。ただそれだけですね」
RELEASE INFORMATION
リリース日:2023年5月17日
品番:CLWP-1002
フォーマット:CD
価格:3,300円(税込)
※ダウンロード&ストリーミングサイトも同日リリース
配信リンク:https://clwprecords.lnk.to/OrangeTW
TRACKLIST
1. CHAMELEON LIME WHOOPIEPIE’s THEME
2. Stand Out Chameleon
3. Mushroom Beats
4. LaLaLa
5. Burn Out
6. Dear Idiot
7. Dislike
8. Where Is The Storm
9. Love You!!!!!!
10. scrap
11. Skeleton Wedding
12. Wonderful
13. Unplastic Girl
14. MANabUUUU
15. Crush Style
16. Indie Slime [CLWP × PARKGOLF]
17. Whoopie is a Punkrocker (CLWP ver.)
■先着予約購入特典
『Orange』ご購入者特典カード(リミックス音源ダウンロードカード&ライブ来場記念品引換券) ※〈CDショップ別オリジナル特典〉とW特典となります
リミックス音源ダウンロードカード:アルバム『Orange』のCDご購入者特典として、「Stand Out Chameleon」 のREMIX音源をプレゼント。
■ライブ来場記念品引換券
〈1ST ONE-MAN LIVE “Orange”〉に本引換券をお持ちいただいた方へ来場記念品をプレゼント。 ※詳細は後日SNSなどでご案内いたします
対象ライブ:2023.7.2(sun)大阪・心斎橋 Music Club JANUS/2023.7.9(sun)東京・渋谷 WWW X
■CDショップ別オリジナル特典
タワーレコード:缶バッジ
※各特典には数量に限りがございますので、なくなり次第終了となります
※一部のネットショップやCDショップで特典が付かない場合があります。事前にご予約されるネットショップ/CDショップにてご確認ください
■Apple Music & Spotify Pre-add/Pre-saveキャンペーン
ファーストアルバム『Orange』をPre-add/Pre-saveした方、全員に〈オリジナルスマホ壁紙〉をプレゼントするキャンペーン中。
https://www.toneden.io/amuse-inc-1/post/cwlp_orange
期間:2023年5月16日(火)23:59まで
TV INFORMATION
ゴッドタン
放送局:テレビ東京・他全国22局にて放送
放送日時:毎週土曜日深夜1時50分より ※放送日時は各放送局にて異なります
2023年5月度エンディングテーマ:“Burn Out”
https://www.tv-tokyo.co.jp/god/
LIVE INFORMATION
カメレオン・ライム・ウーピーパイ 1ST ONE-MAN LIVE “Orange”
2023年7月2日(日)大阪・心斎橋 Music Club JANUS
2023年7月9日(日)東京・渋谷 WWW X
開場/開演:17:00/18:00 ※開場/開演時間は変更の可能性がございます
■お問い合わせ
東京(CREATIVEMAN PRODUCTIONS):03-3499-6669(月水金12:00~16:00)
大阪(GREENS):06-6882-1224(平日12:00〜18:00)
■チケット
チケット代金:3,900円(税込)
各プレイガイド先着受付
受付期間:2023年4月5日(金)12:00~2023年5月19日(金)18:00
e+:https://eplus.jp/chameleonlimewhoopiepie/
ぴあ:https://w.pia.jp/t/clwp-Orange/
ローソン:https://l-tike.com/clwp/
RADIO INFORMATION
SONAR MUSIC
放送局:J-WAVE
放送日時:月~木 22:00~24:00
ナビゲーター:あっこゴリラ
SONAR’S ROOMカメレオン・ライム・ウーピーパイ担当:毎週木曜日
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
PROFILE: カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Chi-によるソロユニット〈カメレオン・ライム・ウーピーパイ〉。オレンジの髪が特徴的なChi-と、仲間にWhoopies1号・2号がいる。楽曲制作やライブ活動に限らず、ミュージックビデオやアートワークなどをはじめとした、自らの活動にまつわるすべてのクリエイティブを3人のみで手がけている。2019年12月に初めてリリースしたシングル“Dear Idiot”が、ノープロモーションながらも日本国内に留まらず海外でも大きな話題を呼ぶ。その後も定期的なリリースを重ね、リリースから半年で総再生回数100万回を突破。2021年には、Spotifyの〈RADAR:Early Noise 2021〉に選出される。2022年8月に〈SUMMER SONIC 2022〉の東京・大阪に出演。2023年3月には米国テキサス州オースティンにて開催された世界最大級の複合フェスティバル〈SXSW 2023〉にも出演を果たした。国内外のミュージシャンやプロデューサーからのラブコールも多く、国やジャンルを問わず様々なクリエイターとコラボレーションも積極的に行なっている。エクレクティックな感性で、鬱屈とした時代の空気や感情を、カオティックにないまぜにしながら、誰も聴いたことのないポップミュージックを産み出す――次世代型アーティスト、カメレオン・ライム・ウーピーパイが世界をマッドなオレンジ色に塗り替える。