ユキミ・ナガノを擁するスウェーデンのバンドの、ニンジャ・チューン移籍後2作目となる3年ぶりの新作。その間にはFKJとのコラボやレミ・ウルフのリミックスも経験したが、今回は本人たちいわく〈最高傑作〉と評しているそうで、多様なスタイルが良い流れとバランスで披露されている。鮮やかなリズムと情緒のある歌声を融合したエレポップやダビーなダウンテンポ、ソウル・ポップなど展開の妙で景色を切り替え、ノスタルジックな“Stay”にはドリームヴィルのJIDを、アトモスフェリックな“Glow”にはデーモン・アルバーンをそれぞれフィーチャー。カラフルさと統一感を両立した上々な一枚だ。