熱帯後がアルバム『Tapes of Mutilation』を慕情tracksから本日8月4日にリリースした。

熱帯後は、2019年から音楽制作を始めた宅録作家。『Tapes of Mutilation』は、tamao ninomiyaが主宰する慕情tracksからリリースされたファーストアルバムだ。本作は、2021年7月にリリースされたコンピレーションアルバム『minami no shima』以来、2年ぶりの慕情tracksの新作。

『Tapes of Mutilation』は、うだるような暑さを想起させる気怠い歌とギターのサウンドが特徴的な作品。コロナ禍中に制作されたためと思われる内省的な歌詞が、閉塞感を演出しているとのことだ。

アルバムは、ラップ風の1曲目“キャトルミューティレーション”から、キャッチーな女性コーラスとの混声曲である2曲目“タイの野犬”、べースラインが印象的な7曲目“B地点へ”、どこか侘しさを感じさせる9曲目“部屋にこもって”など、多種多様で粒揃いな曲が収録されている。誰もがきっと、このアルバムのどこかに共感できるポイントを見つけられるはずだ。

なお、“タイの野犬”には、バンドのLegeensロッカクレンチで活動する〈ことに〉がフィーチャーされている。

『Tapes of Mutilation』のジャケットは〈stable diffusion〉という画像生成AIを用いて作ったものだといい、2023年ならではの新しい試みだと言える。どのようなキーワードで生まれたジャケットなのか、思いを巡らせるのも面白いだろう。

熱帯後からは下記のコメントが届いている。

今作は2020年~23年にかけての録音集です。この期間にSoundCloudやBandcampを通じて宅録音楽を好きになったという経緯があります。ですので、今回このようにしてアルバムを公開できることを非常にうれしく感じています。たくさん聴いてください! 特にM2『タイの野犬(feat. ことに)』が聴きやすくておすすめです。どうぞよろしく!

まさにうだるような暑さが続く今夏に聴きたい宅録作品『Tapes of Mutilation』。ぜひチェックしてほしい。

 


RELEASE INFORMATION
熱帯後『Tapes of Mutilation』

リリース日:2023年8月4日
品番:BT-005
フォーマット:デジタルアルバム
価格:Name Your Price
ダウンロードリンク(Bandcamp):https://bojoutracks.bandcamp.com/album/tapes-of-mutilation

TRACKLIST
1.キャトルミューティレーション
2.タイの野犬(feat. ことに)
3. ストラクチャー
4. ヴェルヴェット
5. 太陽に近づいて
6.住宅街は永遠
7. B地点へ
8. まどろみの海
9. 部屋にこもって

All songs by:熱帯後
Guest vocal:ことに(M2)
Mix:もりぞう(M7, 8)&熱帯後(the others)
Mastering:もりぞう