
子どものころから仮面ライダーが大好き
――最近は日本でもT-Popが流行っていますが、T-Popの良さはどんなところにあると思いますか?
「どの国でもそうですが、T-Popはタイ人にしか出せないアクセント、発音、音域が曲の重要な一部になっているんです。それがすごく特徴的なんですよね。
僕自身、タイの音楽ばかり聴いて育ってきているからこそ、タイで親しみのあるメロディや発音が染み込んでいるんです。もちろん、海外の音楽やR&Bにも影響を受けていますが、ルーツとしては純粋にT-Popが大きいかもしれないですね」
――日本の音楽には触れていましたか?
「実は、子どものころから仮面ライダーが大好きで、その主題歌や楽曲を良く聴いていました。日本語はわからないんですが、その発音やメロディはすごく好きですね。
あとは、J-Popはギターのメロディがすごく特徴的なので、好んで聴いています」
――仮面ライダーはどのシリーズが好きでしたか?
「全シリーズ見ていましたね。仮面ライダーのベルトも全部集めたんですよ! 今も大事に持っています」

NuNewや他の才能のアレンジできる幸せ
――すごいですね! さて、Copterさんはインディーズアーティストのアレンジもされています。そのきっかけを教えてください。
「最初は事務所の方に〈やってみたら?〉と機会を頂いたんです。マスタリングやミキシングなど、好きなことを仕事としてできることは、すごくありがたいですね。
もともと自分ひとりでやってきたのに、今は別の方の作品を手伝うことで、新たな技術が身に付き、自分の好きなことをさらに拡大できるということに幸せを感じています」
――その中で、日本でも大人気の俳優、NuNewさんのアレンジもされているんですよね。
「はい。マネージャーさんからオファーを頂き、NuNewさんの“Shinunoga E-Wa”(藤井風のカバー)でアレンジをさせていただきました。そこからNuNewさんとコミュケーションが始まり、僕の曲もカバーしてくれたんです。今もすごくいい関係が続いています」
――実際にNuNewさんの歌声はいかがでしたか?
「すごく良かったです。特徴的な歌い方も魅力的ですよね」

海外活動も英語の歌もすべて初挑戦
――そして、ついにCopterさんも日本で活動することとなりましたが、決まった時の心境を教えてください。
「最初にこのお話を聞いたときは、すごく緊張しました。初めての海外の活動となりますし、英語で歌うことも初めてなので、すべてのことが初挑戦だったんです。でも、それもすごくいいチャンスだと思い、頑張ってやってみようと思いました」
――今回はI love you Orchestra Swing Style, Misato Onoさんさんとの共作となりますが、どのような経緯で一緒に歌うことになったのでしょうか。
「 I love you Orchestra Swing Styleさんの方から僕の事務所にオファーを頂き、ジャンルが似ていることで運命を感じてもらえたようです。
今回は100%オンラインでやり取りをしたんですが、最初にI love you Orchestra Swing Styleさんからデモを頂き、そこにメロディと仮歌詞を入れて戻し、英語の歌詞にするというやり取りで進めていきました」
――最初にデモを聴いたときはどんな印象でしたか?
「一瞬で好きになりました。Misatoさんの歌声がものすごく素敵なんですよね。僕はR&Bのメロディをこんなにも素敵に歌えないので、とても感動しました」