この夏、タイの音楽シーンを牽引するアーティスト、イン・ワラントーンがビルボードライブ横浜で貴重なパフォーマンスを披露する。2024年7月17日(水)に2ステージ制で行われる初のビルボードライブ公演、タイ本国ではアリーナクラスの会場に立つ彼女のパフォーマンスを間近で堪能できる一夜限りのステージは必見だ。

イン・ワラントーンは、タイ国内で指折りの人気を誇る実力派シンガーであり、アジアを中心に国内外から注目を集めるアーティストだ。これまでにシングルを20作もリリースし、2022年には初のオリジナルアルバム『INK』をリリースするなど、徐々にアジアのポップスシーンへの影響力を高めてきた。

その実力は、韓国や日本をはじめとしたアジア各国の一流アーティストが集う祭典〈Mnet Asian Music Awards〉(通称〈MAMA〉)や、〈Kom Chad Luek Awards〉〈The Guitar Mag Awards〉〈JOOX Thailand Music Awards〉といった本国タイのビッグイベントなどで数々の賞を受賞していることからでも証明されている。2022年にはTHREE1989とのコラボシングル“Last Train”やミニアルバム『bloom.』をリリースし、日本での活動も活発化。昨年出演した〈SUMMER SONIC 2023〉では昼間のBEACH STAGEにもかかわらず多くのオーディエンスが集まり、評価の高まりを感じさせるステージを見せつけた。

イン・ワラントーンの楽曲は、甘美でキラキラしたシンセの音色が真っ先に印象に残る。シンセポップやシティポップの文脈で語られることの多い彼女の音楽だが、80sを彷彿とさせるノスタルジックなサウンドを独自の感覚で再解釈したスタイルは、いわば〈ネオシティポップ〉的な手触りを感じる。こうしたサウンドをネオン輝く近未来のハイウェイに例えるのであれば、彼女のボーカルは風を切りながら走り去っていくスポーツカーのようである。儚ささえ感じさせる透明感のある歌声は、デコラティブな美学に基づいたサウンドに爽やかな風通しの良さをもたらし、タイ語の独特な語感が演出するエスニックな酩酊感も相まって、まるで桃源郷にいるような気分にさせてくれる。

そして、彼女のオリジナリティあふれる才能は、音楽の世界だけにとどまらない。ファッションアイコンやインフルエンサーなどとしてマルチに表現の幅を広げており、スタイリングからパーソナリティまでも包括して、オンリーワンな世界観を構築しているのだ。

そんな人の心を掴んで離さない世界観を、今回どのようにステージへと昇華するのだろうか。会場となるビルボードライブ横浜は、当然1万人クラスのアリーナとは別世界。観客1人1人の顔が見える会場だからこそ、きっとオーディエンスへのアプローチもこれまで以上に親密なものになるはずだ。そんな贅沢な空間で、彼女の魅力と才能を存分に感じ、またとない特別な瞬間を堪能しよう。

 


LIVE INFORMATION
Ink Waruntorn Billboard Live 2024

2024年7月17日(水)ビルボードライブ横浜
1stステージ
開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ
開場/開演:19:30/20:30
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=15026&shop=4

サービスエリア/カジュアルエリア(1ドリンク付):7,500円/7,000円

※本公演はClub BBL会員、および一般販売をWEB受付のみ実施いたします
※法人会員は電話にてご予約承ります

■出演
INK WARUNTORN(ボーカル)

■サポートミュージシャン
KEERATA PRACHAGOOL(ギター)
THAMARAT SAENGSRIJAN(ベース)
PONGSATORN JENNUNTAKAJORN(キーボード)
NATTASAK KONGBOWONKIET(ドラムス)