タイのCakeとMuangの2人によるポップデュオ、SERIOUS BACON。“聞きたくない”はYouTubeで5,000万回以上再生され、現在35万人以上のフォロワーと1億3,000万回以上の再生回数を記録しており、T-POPファンの間で絶大な人気を誇っている。待望の初来日公演を開催し、日本デビュー盤をリリースした彼等に来日の感想や『DINNER IN TOKYO』について語ってもらった。
〈タイの東大〉でエンタメを学んだ2人
――代々木公園で行われたイベント〈タイフェスティバル東京2024〉でのライブはいかがでしたか?
Cake「すごく楽しかったです! 日本に来るまでは、私たちのことを知っている人がここまでいるとは思っていなかったので、盛り上がってくれてすごく嬉しかったです」
Muang「〈タイフェスティバル東京2024〉の他に、ライブハウスでライブもさせていただいたんですが、ファンの方が応援ボードを持ってくれたり、〈来日してほしい〉と言ってくれた日本のファンの方々がすごく嬉しそうに聴いてくれている姿を見られたことに感動しました」
Cake「あと、〈タイフェスティバル東京2024〉では、出展されているご飯もたくさん食べました(笑)」
Muang「ラーメンに焼肉に……」
Cake「バーガーも食べました。すごく美味しかったです!」
――楽しめたようで嬉しいです! おふたりの出会いは、タイの東大と言われるチュラロコン大学とお聞きしましたが、タイではこの大学出身者のクリエイターや俳優さんがすごく多いですよね。エンターテインメントの勉強ができる環境が整っているのでしょうか。
Cake「私たちふたりが通っていたのはコミュニケーションアーツ学部というところで、エンターテインメントの表と裏、演者とスタッフどちらも学べるクリエイティビティ溢れる学部となっています。さらに学部のイベントではアクティビティがたくさんあって、舞台やドラマなどを制作しているんです。そこに出演している学生が、プロの制作会社や芸能事務所にスカウトされることもあるんですよ」
Muang「そういった意味では、すごく整った環境がある大学なのかもしれないですね」
音楽センスが優れたMuangと豊かな感情を歌詞にするCake
――素敵ですね。さて、今回の来日でおふたりのことを知った人達に、どんなキャラクターか教えていただきたいのですが、それぞれを紹介してもらえますか?
Cake「Muangは音楽のセンスがすごく優れているんです。SERIOUS BACONの楽曲の90%を手掛けていますし、楽器も……ある程度上手かな(笑)?」
Muang「あはは」
Cake「初対面の人には、クールで口数が少ない印象を与えるんですが、よく知ると、本当によく喋りますし、なによりも人を笑わせようとするタイプなんです」
――そうなんですね! では今回もたくさん話してくださいね(笑)!
Muang「頑張ります(笑)! Cakeは、作詞がすごく上手なんです。性格はセンシティブで、よく泣いたり、考えすぎちゃうことも多いんです。でも、逆に言えば気持ちの変化が大きい分、感情が豊かなんですよね。その心情がしっかりと歌詞となるので、すごいなと思っています」
――たしかに、ものすごく共感する曲が多いですよね。
Cake「嬉しい!」