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コラム

子供たちの演劇合宿は思わぬ結末へ!? エンタメ界の若き才能が創造した映画「シアター・キャンプ」の魅力

©2023 20th Century Studios.All Rights Reserved.

子供たちのひと夏のミュージカル体験は、思わぬ事態に……
エンタメ界の若き才能たちが、想定外の感動も用意する!?

 アメリカのショービジネス界、その裾野の広さを映画やドラマで実感している人も多いだろうが、その一端を知るうえで最高の作品が誕生した。タイトルの「シアター・キャンプ」とは、子供たちが夏休みに参加する〈演劇合宿〉のこと。アメリカの文化として定着しているが、本作の舞台となるのは、長年ミュージカルスターを目指す“精鋭”が集まるニューヨーク州北部、静かな湖畔の町にあるスクール。今年も全国から、やる気満々の子供たちが集まって来る。ところが有能な指導者でもある校長が倒れて昏睡状態で入院。スクールの資金難も明らかになるなか、演劇にはまったく関心のない校長の息子が経営を受け継ぐことになり……。

 個性的で熱い教師たち、上昇志向たっぷりの子供たちによって、スクールの大混乱を予感させる状況に、やがて映画を観ているわれわれも巻き込まれていく。その感覚こそが最大の魅了なのだが、秘密は本作の撮影スタイルにある。何も知らずに観たら、完全にドキュメンタリーだと信じてしまう人もいるはず。しかしこれは〈モキュメンタリー〉。つまりドキュメンタリーに見せかけた手法のフィクション、ということ。即興演技やダンス、ボーカル、さらに衣装など専門分野での授業風景、子供たちの反応、そしてスクールの舞台裏があえて〈覗き見〉っぽく撮影されることで、その場に一緒にいる錯覚に陥ってしまう。

©2023 20th Century Studios.All Rights Reserved.

©2023 20th Century Studios.All Rights Reserved.

 この特殊なスタイルを成功させた作り手たちにも注目だ。監督を務めたのは、2019年の青春映画の傑作「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」で激変するキャラを名演したモリー・ゴードンと、彼女の私生活のパートナー、ニック・リーバーマンのコンビ。彼らと共に脚本に関わったのが、ブロードウェイ・ミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」でトニー賞主演男優賞に輝き、同作の映画化で主演も務めたベン・プラットと、やはり俳優のノア・ガルヴィン。本作はこの4人の仲間が作った短編を長編にしたわけだが、4人の中でモリー、ベン、ノアの3人はメインの役で出演も兼ねている。彼らが子供時代に経験したシアター・キャンプの思い出もたっぷり込められ、だからこそ〈現場感覚〉が満点になっているのだ。突発的なアクシデントに対する裏方の奮闘など、ちょっとでも舞台に興味のある人には必見ネタがぎっしり!

 劇中にはミュージカルの多くの名作が引用され、あちこちでマニアックなファンの心をときめかせつつ、基本はエンタテインメントの王道として誰もが楽しめる作り。一般的なシアター・キャンプでは、最後に家族らを招いて成果を披露する〈発表会〉が行われるが、ほぼカオスと化していくスクールのキャンプが、いったいどんな結末を迎えるのか? そして子供たちはミュージカルの才能をどう開花させるのか? 笑いと感動が究極点で混じり合うクライマックスでは、観ているわれわれの没入感もハイレベルを記録し、思わずスタンディングオベーションを送りたくなることだろう。

 


MOVIE INFORMATION
映画「シアター・キャンプ」

監督:ニック・リーバーマン&モリー・ゴードン
脚本:ノア・ガルヴィン/モリー・ゴードン/ニック・リーバーマン/ベン・プラット
音楽:ジェームズ・マカリスター /マーク・ソーネンブリック
キャスト:モリー・ゴードン(「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」)/ベン・プラット(「ディア・エヴァン・ハンセン」「ピッチ・パーフェクト」)/ノア・ガルヴィン(「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」) ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(2023年|93分|アメリカ)
©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年10月6日(金)日本公開決定!
https://www.searchlightpictures.jp/movies/theatercamp

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