『awake&build』を構築した顔ぶれとその近況
“春を告げる”を筆頭に多くの楽曲で組んできたくじらは、今回“色彩”で再タッグ。彼は2023年に自身の2作目『野菜室』を発表しつつ、にしなからSixTONESまで多くのアーティストに楽曲を提供している。マット・キャブ組が参加した“偽顔”と“沫雪”で作詞・作曲に名を連ねるずまは虹色侍のメンバーで、〈歌ってみた〉シーンの人気者。“日々”と“イノセント”の2曲を手掛けたこめだわらは、yamaと親交の深いボカロPだ。
“slash”は、〈ラブライブ!〉などで知られる遠藤ナオキと馬場龍樹によるもの。“灰炎”は、三島想平が作詞・作曲を担い、彼のバンドであるcinema staffが編曲した。三島は多くのアイドルに楽曲を提供しているが、近年は雨模様のソラリスの『amity』、MEWCATUNEの『n.echo』などでの仕事が印象深い。
“独白”など3曲でクレジットされている是は新進気鋭のボカロP。配信のみではあるもののmekakusheやyuigotの楽曲に参加するなど活躍の場を広げており、2023年12月に自身のアルバム『百十番』を発表した。また“ストロボ”に 関わった宮田‘レフティ’亮はイトヲカシの片割れ。本編最終曲“陽だまり”にはyamaのライヴ・メンバーでもあるCÉSARが協力。彼は2023年のアルバム『MUSIC WORLD』が話題を集めた3人組バンド、ALIのギタリストでもある。 *田中亮太
左から、くじらの2023年作『野菜室』(ソニー)、2月28日にリリースされるBINのニュー・アルバム『Melt』(ポニーキャニオン)、雨模様のソラリスの2022年作『amity』(#DSPMRECORDS)、イトヲカシの2017年作『中央突破』(avex trax)、ALIの2023年作『MUSIC WORLD』(ソニー)