別プロジェクトのLSD、クリスマス作品、サントラなどを経て、純粋なオリジナル・アルバムとしては約8年ぶり。チャカ・カーン、カイリー・ミノーグ、ティエラ・ワック、おふざけっぽいパリス・ヒルトン他、豪華ゲストが勢揃い。ロザリアも共作で参加。だが何にも増して圧倒的なのがシーアの歌だ。朋友ジェシー・シャトキン、グレッグ・カースティンを両脇に、シーアらしさを全開。圧巻メロをソウルフルに熱唱するアンセム調から感涙バラード、ボリウッド風、ラップ調まで盛りだくさん。これまで〈失恋の女王〉とされてきた彼女だが、大半がポジティヴ志向。腹の底からガツンと熱く鼓舞される。