tofubeatsの過去作と『First Album』参加アーティストたちの関連盤をおさらい! 

tofubeats 『lost decade』 tofubeats(2013)

オノマトペ大臣との“水星”(2011年)で高めた期待に数倍返しで応えた初作。PUNPEEやERAらMC陣との絡みも聴かせつつ、本編の最初と最後に仮谷せいらと南波志帆が蒼さを注いだ青春ニュータウン・ポップの傑作だ。G.RINAとの“No.1”は曲名通り。

 

tofubeats 『DON’T STOP THE MUSIC』 unBORDE(2013)

初回盤はソノシート付きだったメジャー初EP。森高千里を招いた表題曲、の子の歌う“おしえて検索”でステージの変化を楽しみつつ、桜田淳子のカヴァー“神戸で逢えたら”と別名義での動きにも通じるインスト“In Real Life”で持ち札を記録。

 

tofubeats 『ディスコの神様』 unBORDE(2014)

初回盤はカセットテープ付きだったセカンドEP。クローメオ気分でokadadaと躍る“Her Favorite”もここが初出。本人歌唱ヴァージョンの“衣替え”やロボテックな“HANERO”に加え、tofu自身とCarpainterによる表題曲のリミックス2態はここでチェックを。

 

VARIOUS ARTISTS 『Maltine Girls Wave』 avex trax(2014)

tofuとも縁深いMaltine周辺の才人が東京女子流の個々とコラボした楽曲&映像集に、既発のリミックスを加えたもの。dancinthruthenights(tofu+okadada)と新井ひとみの“マジ勉NOW!”と、2012年初出の“Rock you!”リミックスが楽しめる。

 

lyrical school 『FRESH!!!』 T-Palette(2014)

『First Album』冒頭で賑やかに〈助演〉しているリリスク。こちらの最新シングルもカラフルなtofuビーツとの相性は盤石! なお、彼女たちの次のシングルでは、tofu製の出世曲“プチャヘンザ!”などtengal6時代のナンバーが現メンで再録されるそう。 

 

杏里 『NEUTRAL』 フォーライフ(1991)

安直にバブリー扱いされる人だが、これは湾岸戦争を背景にした意欲作。ここに収録の“プライベート Sold out”を今回サンプリングした“poolside”は、いわゆるヴェイパーウェイヴ以降の引用ノリとは似て非なるディグの産物として、気怠い晩夏の光景を幻視させる。 

 

VARIOUS ARTISTS 『「アメイジング・スパイダーマン2」オリジナル・サウンドトラック』 Columbia(2014)

“CAND¥¥¥LAND”で歌うマッド・ディセントのリズは、ここ数年でラスコやゼッドの楽曲に登場して名を上げてきたLAの注目株。現在はコロムビアとメジャー契約し、このサントラではファレル制作の軽快なソロ曲“That’s My Man”を披露している。 

 

一十三十一 『Snowbank Social Club』 Billboard(2014)

前年に“ハーバーライト”のリミックスで彼女と絡んだtofuは、この冬アー盤において“Diamond Dust”のアレンジに助力。なお、彼女の近作におけるキーマンのひとりKASHIFは、“Come On Honey!”にて軽快なギターを披露している。 

 

SEEDA, DJ ISSO, DJ KENN 『CONCRETE GREEN THE CHICAGO ALLIANCE』 CCG(2014)

“#eyezonu”に顕著なように、今回の『First Album』が自分なりのヒップホップでもあることは本人も認める通り。SEEDAの誘いで参加した本作では“やめられない”でJAY2、SKY-HIと共演。tofuお気に入りのKOHHも光る一枚だ。