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ジヒョ

「『DIVE』をビートルズで例えると中期の傑作『Rubber Soul』」

――今年7月にリリースした日本で5作目となるフルアルバム『DIVE』は、今まで語ってきたTWICEの良さが凝縮された作品だと思います。

切通「音的にはフロア仕様になったと思ったんですよね。あとジャンルやリズムが異なる曲が並んでいるにもかかわらず、一貫したムードがある。涼しい感じというか、サウダージというか、気だるいところもあって。聴いていて気持ちのいいアルバムですね」

真井「みなさんほど音楽的な視点では語れませんが、僕が『DIVE』で力説したいのは〈今がいちばん綺麗だと言えるものを作りたい〉という姿勢です。ジャケットの写真はもちろん、一音一音からもそれが伝わってくるんです。最上級のエンターテインメントを見せてくれていると思いました」

藤川「シティポップ感が濃厚な作品ですよね。シティポップっていろいろな要素があると思うんですけれども、『DIVE』はリゾート的ではなくて夜のネオン感が凄く強いじゃないですか。あとバレアリックな感じとかもあるし。しかもタイトル曲をはじめ、“Here I am”や“Peach Soda”とかハイクオリティな曲が多い。だから個人的には本作が過去最高の仕上がりだと思ってます」

勝原「先行配信された“Dance Again”を入れてどんな構成にするのか興味津々だったんです。新たなステージに飛び込む=DIVEというコンセプトを意識しながら曲を並べて、7曲目の“Peach Soda”あたりからラストに向けてどんどんポップ度が増していく構成にうなりました」

「元気はつらつな初期や、『Feel Special』(2019年)を発表したあたりの変革の時期、そして低音バリバリの現在。そんなTWICEの歴史のすべてが凝縮されたアルバムだと思っているんです。しかも初期のサウンドを今のTWICEがやるとこうなるんだという発見もありますよね」

切通「各メンバーがキャリアを重ねていく中でいろいろな葛藤があったと思うんです。そうしたことを乗り越えた先の決意みたいなものをアルバム全体から感じましたね。だから単なる夏向けのアルバムになっていないのかな、と。言っていること、分かりますかね?」

――はい、分かります。レジャーとしてのDIVEじゃない、もっと深い意味が込められているってことですよね。

切通「それがおじさんたちには刺さる理由なのかもしれませんね」

真井「今回のアルバムはお風呂で聴くと最高なんですよ(笑)」

――思わず口ずさみたくなる庶民的なムードもあるということですか?

真井「これまでのダンスミュージックと違うと言えばいいんでしょうか。TWICEの音楽って、普段はジョギングのときにテンションを上げるために聴いているんですが、今回のアルバムはちょっとリラックスしたい時に聴きたい感じですかね」

切通「真井さんじゃないですけれども、ビートルズで例えると、彼らの中期の傑作『Rubber Soul』的な位置付けのアルバムになるのかな。TWICEのターニングポイントになりそうな内容ですよね」

 

ミナ

「このまま時間が止まってほしい」

――充実した新作『DIVE』を出したばかりのTWICEですが、今後はどのような存在になっていくのでしょうか。彼女たちの未来予想図を語っていただけますか。

切通「もうね、このまま時間が止まってほしいと思ってるんですよね、TWICEに関しては」

全員「(爆笑)」

切通「変わっていく寂しさみたいなのが実は少しあって。もちろんこの先の予想がつかないからこその期待感もあるのですが……」

真井「実は僕も似たような感情を抱いています。う~ん、なんていうのかな。刹那ですよね、刹那」

切通「あ、分かる、分かる!」

真井「この瞬間が終わらないでほしいんです」

ダヒョン

「逆に僕は楽曲が出るたびに新しい発見があるTWICEが大好きなので、どんどん楽曲を出してほしいです。しかも今よりもハイペースで。もっともっと彼女たちのサウンドを聴きたいっていう願望が強いですね」

勝原「音楽や9人のパーソナリティーをナチュラルに見せることができているので、今後もありのままでいてほしいと思います。とはいえ、継続的に長く活動するK-POPガールズグループとして他では見たことのないものを見せてくれるんだろうなという期待感はあります。そういうところに若い子たちや我々が惹かれるのだと思いますね」

藤川「どうせなら、コーチェラとかロラパルーザとか大型フェスのトリをやってほしいです。今の世界の音楽シーンの潮流だと、もっとバッキバキなサウンドだったりとか、ダークだったりするのが結構受けるんですが。だからといって彼女たちが本気でそこを狙った楽曲を聴きたいとは思いません。今回の『DIVE』で提示した方向性を突き詰めて海外で受けてくれたらいいなと思いますね」