スペインの巨匠ビクトル・エリセ監督の新作が31年ぶりに公開されるとあって、映画ファンが衝撃を受けたのは間違いない。本作を入れて生涯で4作しか長編映画を撮っておらず、過去作はすべて評価が高い。ストーリーは、映画「別れのまなざし」の撮影中に主演俳優フリオが突然の失踪を遂げる。監督であり親友でもあったフリオのもとに、失踪事件を追うテレビ番組から出演依頼を受ける。ミゲルと過ごした日々や自身の半生の記憶を巡り、ついにフリオが見つかったとの一報がくるのだが……。頓挫してしまったそうだが、ボルヘスの「死とコンパス」を映画化しようとしていたらしい。その断片は本作に影響を及ぼしている。
映画「瞳をとじて」ボルヘスからの影響も? 撮影中に失踪した俳優を追うビクトル・エリセ監督31年ぶりの新作
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映画/映像