昨年他界したクール&ザ・ギャング(K&G)の創設メンバーによる生前録音の自伝的アルバム。マルチに楽器を操り、アミ・ミラーの女声も交えつつスパニッシュなバラードやライトなファンクなどを情熱的かつ感傷的に歌っていく。20年前に書いていたという“Shawty’s Got”でのマーヴィン・ゲイ作法を含めて優男ムードが全編に滲む、K&G“Too Hot”の作者らしい遺作だ。