かつてトリビュート盤を仕切り、彼女の最終作にも参加していたピーター・ゴールウェイによるローラ・ニーロ作品集。初期の3作にフォーカスした選曲には、きっと消えない衝撃がまだ残っているんだな、なんて想像も巡らせたくなるけど、一つ一つ磨き込むようにして紡がれた歌から立ち昇る温かな念に触れると、無性に目頭が熱くなって困る。音数の少ない小粋な演奏も素敵。