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アイカ・ザ・スパイ

突き抜けていこうぜ

――今回のアルバム『突破』は、さっきお話があったようにツアーの毎公演で披露してきた13曲+イントロという構成です。シングル“わんダーらんど”が未収録でクロちゃんの作詞した曲がないのも印象的ですが、まず『突破』というタイトルはどういう意図で付いたんでしょう。

モモチ「越えられない壁を4人で突破して、殻を破って突き抜けていこうぜ、ここがスタートだぜっていう意味なのかなって。ブレイクスルーしたいっていう」

――簡単に全曲を伺っていきますが、まずイントロに続く2曲目は軽快なロック・チューンの“HiGH HOPES”ですね。

アイカ「ツアー初日で披露した最初の曲で、いままでの自分たちのストーリーをまとめたような歌詞も〈ここからみんなでいくぞ!〉っていうポジティヴな感じなんです。いまのモンアイの代表曲かなって思います」

――〈これ以上は落ちる事はないぜ!〉っていうカラッとした歌詞もいいですね。

アイカ「いいですよね。ずっと見てくださっているKENJIさんの作詞で、自分たちも歌いながら励まされるし、ナオの振付けでテイマーも一緒に踊ったり、会場のみんなで一緒に歌っている時は〈ひとつになってるな〉って感じられてホントに嬉しい。モンアイの明るい未来に希望を持てるような一曲です」

――続く“イカサマダンス”は能天気で楽しいダンス・ポップですね。

モモチ「KENJIさんが作ってくださった曲のなかでもいちばんはっちゃけていて、初期の豆柴要素も強くて大好きな曲です。さっきナオが話したように振付けのイントロとサビをパワーパフボーイズさんに作っていただいて、他の部分を私とレオナで考えて、ナオに監修してもらいました。実は『MAMEQUEST』(2023年)に入っていた“やったぁ!クリアだ!おめでとぉ!”も同様に振りを作らせてもらっていて、今回も〈2人で作ってみたら?〉ってスタッフさんから提案していただいて。去年からの成長を見せようと思ってレオナとがんばりました(笑)」

レオナ「変化を見せようってね」

モモチ「前回は初めての振付けが難しくて、機会があれば直したいぐらいなんですけど、やっぱりそことの差はつけたいって思って。いつもナオが作ってくれる振りはリズムの取り方が気持ちいいんですけど、私とレオナがやるとタンタンタンタンって一定の単調で取っちゃうから、今回は曲中のいろんなリズムで取りながら作ったのがこの振付けなんです。ナオにも褒めてもらえたんですよ(笑)」

ナオ「リズムの取り方がホントに変わったなって思って」

モモチ「特徴的なリズムがいろんな曲調で交互にやってくるから、私たちの1年間のリズム感の集大成(笑)。だから、ダンスも込みで観てもらえたら嬉しいし、もっとテイマーにも参加してもらって一緒に楽しめる曲にしたいなと思っています」

ナオ「MVもダンプラ動画もあるし、観てほしいですね」

――一方で“Break out”は今風のかっこいいポップ・チューンで、ABEMAの番組「SHIBUYA ANIME BASE」でエンディングテーマにもなっていますね。

モモチ「アルバムで唯一ガールクラッシュっぽい音とイメージの曲で〈強い私たちを見てよ〉みたいな女子の強さ、ガルクラっぽい感じの曲が好きでずっとやってみたかったので嬉しいし、とにかくかっこつけた私たちを見てほしい(笑)。曲調に合わせてナオが付けてくれた振りもめっちゃカッコ良くてお気に入りだし、この曲も魅せるパフォーマンスで終わらせずに、ライヴで一緒に盛り上がれる曲に育てていけたらなって思ってます」

ナオ・オブ・ナオ

――続いては王道のロック・チューン“LiGHTS CAMERA ACTiON”です。

ナオ「ちょっと洋楽っぽいロックなテイストがあると思っていて。ライヴで実際にトラメガを持ってAメロを歌うのもインパクトがあると思いますし、サビもみんなで手を上げてシンガロングしながら盛り上がれる曲になってるので、今後もライヴで欠かせない曲になっていくと思います。振付けもタイトル通り〈ライトOK、準備OK、カメラOK、いくぞ!〉みたいな感じで付けたし、歌詞に〈右目の奥澄ませて〉っていうところがあるので、右目を意識したポーズを振りに入れていて。そこは自分でもかっこいいなって思うので、ライヴで写真を撮ってくださる方には注目してほしいポイントです(笑)」

――そして、次のユニークな“イッキイチユウナイト”はドラマ「恋学」のオープニング主題歌に起用されています。

アイカ「初めてドラマの主題歌にしていただけて、それも凄く嬉しくて大切な一曲です。最初から太鼓がドンドドドドドンッて鳴る感じがいままでになくて、ワクワクするなって思ったし、歌詞の主人公が強がりで可愛い女の子で、異性に対してのもどかしさを歌っていて、学生の人が聴いたら共感してくれるんじゃないかなって(笑)。あと、歌詞カードには載ってないけど、1人ずつ台詞があるので、そこは聴きどころです(笑)」

――その後の“それ ちょーだい♡”も可愛い系のクセが強いですね。

アイカ「私はボカロっぽい中毒性のある曲が大好きなので、そういう曲が欲しくて作っていただきました」

モモチ「今回はアルバムを作りはじめる時に、スタッフさんから〈どんな曲が歌ってみたい?〉ってヒアリングしていただいて、それをもとに作ってもらった曲がそれぞれあるんです」

ナオ「本当は、新曲は12曲までだったけど、その後でこの曲が出来たので、ツアーの追加公演で披露して」

アイカ「そう、最初はなかったんですけど、〈どうしても〉ってお願いして最後の最後にいただいた曲です。〈最後の餃子もらってもいい?〉っていう最初の歌詞から凄いし、曲も耳に残りやすい感じの、ちょっと変わった曲にしていただきました。実際にナオ以外の3人は最後の1個を絶対に食べるタイプなので、うちらにぴったりな曲になりました」

モモチ「ナオだけ譲ってくれるから」

ナオ「3人がジャイアンなので(笑)」

――制作の順番的にはこれが最後に出来たということで、最後の1ピースがこの曲というのもおもしろいですね。

モモチ「うちららしいね」