91歳となった2024年も溌溂とした雄姿を見せてくれたウィリー。通算153枚目のアルバムは現代著名アーティストたちの楽曲を取り上げたカヴァー集で、トム・ウェイツやニール・ヤング、ベックにフレーミング・リップスといった面々の楽曲(絶妙なチョイス!)を苦み走ったしわがれ声で魅惑的に料理してみせる。深淵な闇が広がる“The Ghost”のセルフ・カヴァーにはマジ痺れた。