昨年の〈フジロック〉や単独公演でライヴの凄さを知らしめ、次世代ハードコアの頂点に君臨している彼ら。グラミー賞で4部門にノミネートされた前作を経て、ついに届いた4枚目のアルバム。ヘヴィーなリフで疾駆する“Sole”“Birds”とハードコア曲を揃える一方、シンセやアンビエント要素を拡張させ、楽曲の夢幻性やスケール感を一段と高めることに成功。新機軸としてホーンズを導入した“Dreaming”や雄大なフルートで締め括られる“Sunshower”に驚くファンも多いはず。もはや何をやってもターンスタイル色に染め抜くセンスに脱帽。今年のベスト・アルバムはこれで決まり。
