ベニー・シングスルース・ヨンカーをはじめとするドックスの精鋭たちと組んだバンドの3作目。今回も気の合う仲間同士だからこそのくつろいだ様子で、メロウだったり、ジャジーだったりの心地良くも上質なポップソングを聴かせている。美しいメロディーだけでも成り立つところに、軽くひねりを加えたり、郷愁を混ぜ込んだり……。柔らかな4つ打ちの“House In France”など、聴くと軽やかに外を歩きたくなります。