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キャリア最終章に差し掛かったバンドの歩み、〈呪われた夜〉から辿る古今の周辺作品を紹介!

EAGLES 『Eagles』 Asylum/Rhino/ワーナー(1972)

リンダ・ロンシュタットの録音で顔を合わせた4名が結集し、グリン・ジョンズがプロデュースで新しい西海岸ロックの幕開けを告げたファースト・アルバム。フライとジャクソン・ブラウンが共作した陽気なカントリー調の“Take It Easy”がヒット。

 

EAGLES 『Desperado』 Asylum/Rhino/ワーナー(1973)

リード・ヴォーカルを分け合って共作にも取り組み、メンバーそれぞれのカラーがより出た2作目は、西部開拓時代のアウトローを題材とするコンセプト・アルバム。フライ&ヘンリーによる名曲“Tequila Sunrise”と表題曲はやはり出色だ。

 

EAGLES 『On The Border』 Asylum/Rhino/ワーナー(1974)

制作途中でビル・シムジクがプロデューサーに交代する混乱もありつつ、録音に招いたギタリストのドン・フェルダーを加えて結果的に5人体制となった3作目。カントリー・ロックの“Best Of My Love”が翌年にシングル化されて初の全米1位に。

 

EAGLES 『Hotel California』 Asylum/Rhino/ワーナー(1976)

意味深な表題曲が有名なバンドの代表作で、70年代ロック産業の転換点を記録した傑作。“New Kid In Town”と表題曲が連続でNo. 1を獲得した。新加入したジョー・ウォルシュも“Life In The Fast Lane”で手腕を発揮している。

 

EAGLES 『The Long Run』 Asylum/Rhino/ワーナー(1979)

前作の成功に伴う重圧やツアー生活による疲弊、メンバーの不仲なども相まって独特の重苦しさで満たされた(この時点での)ラスト・アルバム。新加入のティモシーB・シュミットによる“I Can’t Tell You Why”がヒットを記録した。

 

EAGLES 『Eagles Live』 Asylum/Rhino/ワーナー(1980)

置き土産となった初のライヴ・アルバム。80年7月のサンタモニカ公演を中心にマイズナー在籍時の録音も交えて、ベスト盤的なパフォーマンス選集として楽しめる。初出曲としてスティーヴ・ヤングのカヴァー“Seven Bridges Road”も収録。

 

EAGLES 『Hell Freezes Over』 ERC/Geffen(1994)

〈地獄が凍りつく〉ほどの奇跡で解散時の5名が揃った再結集作。MTV特番用のライヴ音源にスタジオ録音の新曲も加えた構成で、ヘンリーらしい疾走感で迫る“Get Over It”やシュミットの歌う優美な“Love Will Keep Us Alive”などが瑞々しい。

 

EAGLES 『Long Road Out Of Eden』 ERC/Lost Highway(2007)

実に28年ぶりのオリジナル・アルバム。フライとヘンリー各々の主導曲をバランス良く配置しつつウォルシュとシュミットの歌唱曲も織り交ぜ、4人でハーモニーを紡ぐ冒頭曲から圧巻。先行ヒット“How Long”などカントリー的な味わい深さも滲む。

 

EAGLES 『Live From The Forum MMXVIII』 Rhino/ワーナー(2020)

ヴィンス・ギルとディーコン・フライを加えた体制で初(にして現時点で最新)の作品は、2018年のフォーラム公演の模様を収めたライヴ盤。グレイテスト・ヒッツ的な選曲だけに、不在メンバーのリード歌唱曲がどう再現されているかも聴きどころだ。