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凛とした眼差しで歌を紡いできたヒグチアイ

 平成元年に香川で生まれ、長野で育ったヒグチアイ。2歳からピアノを弾いている彼女は、18歳のときにシンガー・ソングライターとして活動を始めた。セルフ・プロデュースの2015年作『全員優勝』などが話題を集めるなか、2016年の『百六十度』でメジャー・デビュー。生きることの明暗いずれもを包み込むような歌が、幅広いリスナーに届いている。

 なかでも、アニメ「進撃の巨人 The Final Season Part 2」のエンディング・テーマとなった“悪魔の子”は大きな支持を獲得。同曲を収録した2022年作『最悪最愛』、続く2024年作『未成線上』とリリースを重ね、最新作は2025年の『私宝主義』。THE CHARM PARKら複数のプロデューサーを招いたこのアルバムでは、多彩な表情を見せていた。また、同作で“花束”を編曲した倉品翔がメンバーに名を連ねるGOOD BYE APRILは“ニュアンスで伝えて”でヒグチをフィーチャー。それ以外にもfox capture planとのコラボ“偶然の一致”など近年は客演仕事も印象深い。また、香取慎吾らへ楽曲提供を行いつつ、〈樋口愛〉名義でアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」に使われた楽曲の作詞を多く手掛けている。 *田中亮太

ヒグチアイの作品と参加作を一部紹介。
左から、2015年作『全員優勝』(ビクターミュージックアーツ)、2022年作『最悪最愛』、2024年作『未成線上』(共にポニーキャニオン)、2025年作『私宝主義』(ポニーキャニオン)、GOOD BYE APRILの2024年作『HEARTDUST』(PANAM)、fox capture planの2025年作『RESONANCE』(CapturisM.)