長年のサポート仲間たちが正式メンバーに名を連ねた『Bleachers』(2024年)の好調は、バンドとしての一体感を高めることに繋がったようだ。ツアーを経て届いた通算5作目は6人それぞれの意欲が瑞々しい〈バンド感〉に直結した好盤で、前作とは違って客演なしの作りも前向きな印象を倍加させる。ハーモニー・ポップから煌びやかなエレポップ、ディラン風のフォーク・ロックまでの自然な振り幅も頼もしい。ブルー・マジック“just don’t want to be lonely”をダイナミックに借用した“the van”のような新味を交えつつ、どことなくボウイっぽい“upstairs at els”で終わる構成も見事。最高に楽しい!