昨年の初作が好評を博した2人組インスト・バンドが2作目を完成。細野晴臣の遺伝子を音楽的に、そして文字通りの意味でも継承する彼らがここで送り出すのは、全11曲中8曲が歌もののアルバムだ。とはいえ、歌ありの原曲をインストに転換するという手法を取ってきた彼らだけに、大らかで愛嬌があって、それでいてストレンジな歌心はまんま健在。飄々とした歌声が、ジャズやカントリー、ブルースからニューウェイヴィーな換骨奪胎ファンクまでに渡る国も時代も超えた音楽性を、ありふれた風景へと結び付けている。郷愁あふれる“どうも”やNeibissが参加した超自然体な終曲など、胸にじわりと沁みるグッドソングだらけ。