ドカドカと鳴り続けるブラスト・ビート上にアシッドなリヴァーブが施されたコーラスが降り注ぎ、アタックの強いストリングスが勢いよく跳ね回る──なんてラブリーで、なんて狂ったシューゲイズ・サウンド! 前作に続いてアニメ「ゴールデンタイム」のオープニング/エンディング曲を収録したシングルは、常軌を逸したポップ・チューン“The World’s End”に度肝を抜かれた。目まぐるしい旋律を辿る可憐な歌声と弦楽隊を主役に、間断なく場面転換を繰り返すおとぎ話のような、壮絶にファンタスティックな恋の歌。ミュージカル調の“半永久的に愛してよ”と共に手掛けたのは清竜人で、ぶっ飛んだアイデアを惜しみなく繰り出している。エキセントリックなのにエレガント、というのがまた凄い。