前作『文学少女の歌集』の続編として、青春時代の情景を中心に11編の歌物語を綴じた新作。晴れやかな卒業ソング“月とカエル”をはじめ、ヨシダタクミ(saji)が3曲提供していることもあり、常よりもロックな曲が多く並ぶなか、ポップでチアフルな本人作詞の“Wake Up”では自分を甘やかすことを全肯定したり、清 竜人によるピアノ・バラード“瑠璃色の傘を差して”ではしっとり繊細な歌声で空虚な心を表現する凄みも。