ポルトガルの鬼才ペドロ・コスタ監督の初期3作品が、監督自らの監修により4Kレストアされ初のBD-BOX化。かつて発売されたDVD-BOXが高値で取引されていたファン待望のリリース。初のモノクロ長編「血」は〈ポルトガル映画の最も美しい一本〉と評され、監督の特徴である光と影の陰影美の原型となった。「溶岩の家」と「骨」は、代表作「ヴァンダの部屋」に通じるモチーフを孕む。「溶岩の家」での手紙や故郷の喪失、「骨」におけるフォンタイーニャス地区と映画の方法論の結合を経て「ヴァンダの部屋」へ結実。リアリズムを素材にバロック絵画的な構成と美学へと到達した監督の軌跡を辿る。