音楽の記事が中心のMikikiですが、作家や写真家、映像作家、漫画家、演劇関係者など関わってもらう方は多種多様。そこで、音楽関係以外の表現者のみなさんが好きな音楽は?という興味からスタートさせたのが連載〈My Favorite Songs〉です。毎回、1人の選曲者が設定したテーマと、それにもとづく3曲以上の選曲を記事化。〈あの人がこの音楽を好きだったんだ〉という発見や、音楽とほかのカルチャーのクロスオーバーを楽しんでもらえたら幸いです。

第18回は、ポッドキャスト「ホラー愛がスギる!【恐怖肯定ラジオ】」のパーソナリティとしても活躍する俳優・立澤愛さんが登場。立澤さんは2026年10月2日(金)に大阪・梅田Lateralでトークイベントを開催、11月には〈文学フリマ東京43〉への出店とイベント〈Hello,CULTURE. Vol.1〉への出演も予定しています。 *Mikiki編集部

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選曲によせて

立澤愛(たつざわあい)と申します。

俳優や「ホラー愛がスギる!」というポッドキャストのパーソナリティなどをしています。

以前、杉浦仁輝監督の「DUELLE」という作品を主演とプロデューサーという形で制作いたしました。

自分が作品を作るなら……という思いの中、これ、映画化希望!という選曲です。

 

映画化希望の曲、3選

たま “夕暮れ時のさびしさに”
​(1991年作『ひるね』収録曲)

たま 『ひるね』 アクシック(1991)

子供の頃、夜になっていく世界が物凄く怖かった。夕暮れ時、赤く染まる自分が怖かった。

ここは、私の知っている世界なのか、変なところに紛れ込んでしまったのではないか?

日常の顔をした非日常に私は入り込んでしまって。いつからここに居たのだろうか。もしかしたらずっとおかしかったのだろうか。

この世界に似合わないものたちは排除されてしまったみたい。

けどまぁ、そんなことより牛乳で乾杯しましょ。

そんな世界観でノスタルジックでジメジメするJホラーをやってみませんか。

 

amazarashi “ポルノ映画の看板の下で”
​(2010年作『ワンルーム叙事詩』収録曲)

amazarashi 『ワンルーム叙事詩』 ソニー・ミュージックアソシエイテッド(2010)

この世界はもう終わっていて、もしくは元に戻っていて。

〈ポルノ映画の看板の下でずっと誰か待っている女の子〉には誰かが迎えに来ることはなく、それを背後霊のように私たちは見ていることしかできない。

力のないものが淘汰されてしまったこの世で、運良く、または運悪く生き残った心の優しい女の子の行く末を観たい。

和製「パンズ・ラビリンス」のような、ジュブナイル映画。何が少女にとってのハッピーエンドなのか、考えてみませんか。

 

TOSHIMITSU “夢で逢いましょう”
(2022年のEP『THE BEST3』収録曲)

TOSHIMITSU 『THE BEST3』 青春原盤制作所(2022)

みなさまご存知YouTuber東海オンエアのとしみつさんの楽曲。

〈としみつに重すぎる罰ゲームが理不尽に降りかかったらどうなる?!〉というドッキリ企画で、「申し訳ない。俺が悪い。このグループにいてこれできないのは」と涙を流して自分を責めてしまう彼の心の優しさが詰まっている楽曲。

子供から大人になる中で夢を見続けることがどれだけ難しくて愛おしいことか。

真っ白で居続けることはもう難しいことだけど、忘れることなくその部分を大切にしていきたいとも思う。

〈夢〉という力を信じたい。

誰もお前を傷つけない 
誰も不幸には群がらない 
誰も戦争なんてしない

争い事のない世界のピュアで夢見る人間ドラマにちょいとダークファンタジーを足して観たくないですか。

 


INFORMATION
ホラー愛がスギる! トークライブvol.4 踊るホラー愛がスギる! 〜マクドじゃなくてマックと呼ばせろ〜
2026年10月2日(金)大阪・梅田 Lateral
開場/開演:18:15/19:00
出演:杉浦仁輝(映画監督、「ホラー愛がスギる!【恐怖肯定ラジオ】」パーソナリティ)、立澤愛(俳優、「ホラー愛がスギる!【恐怖肯定ラジオ】」パーソナリティ)
観覧:前売 2,500円/当日 3,000円
配信 : 2,500円
観覧前売りチケット:https://livepocket.jp/e/8eetw
配信チケット:https://premier.twitcasting.tv/lateral_osaka/shopcart/453168
詳細ページ:https://lateral-osaka.com/schedule/2026-10-02-20450/

文学フリマ東京43
2026年11月8日(日)東京・有明 東京ビッグサイト 南1-4ホール
※ZINEやオリジナルグッズを販売予定
詳細ページ:https://bunfree.net/event/tokyo43/

Hello,CULTURE. Vol.1
2026年11月15日(日)東京・下北沢 mona records
開場/開演/終演:17:00/17:30/20:45
出演:taiking・ふじもと(from Hello,CULTURE. in Podcast)/杉浦仁輝・立澤愛(from ホラー愛がスギる!【恐怖肯定ラジオ】)/Landmarks/millefeuille/荻町カノ
前売/当日:2,800円/3,300円(いずれも+1 drink)
チケット予約:https://docs.google.com/forms/d/1S3eO7-ZuW9HHpGj1Kihs1vD1Urenz7_C09zGt5spgzk/viewform?edit_requested=true

 


PROFILE: 立澤 愛
2002年9月28日生まれ、愛知県出身。俳優。アービング所属。2025年、映画「絶縁」への出演をきっかけにポッドキャスト「ホラー愛がスギる!【恐怖肯定ラジオ】」のパーソナリティを映画監督・杉浦仁輝とともに務める。2026年に舞台「1リットルの涙」に出演、映画「DUELLE」の主演とプロデューサーを務めた。
オフィシャルサイト(アービング):https://irving.co.jp/talents/ai-tatsuzawa/
Instagram:https://www.instagram.com/_ai._.ta2zawa
X:https://x.com/Ta2zawa_ai