80年代後半から活動するフレンチ・ハウスのヴェテラン・デュオ、カシアスがエド・バンガーより約6年ぶりのニュー・シングル“Action”をリリース。キャット・パワーとマイクD(ビースティ・ボーイズ)をフィーチャーした同曲のミュージック・ビデオが公開されている。
フィリップ・ズダールとブーム・ベースから成るカシアスは、99年のシングル“Cassius 1999”やエール“Sexy Boy”のリミックスなど90年代後半に多くのクラブ・ヒットを生み出した、ダフト・パンクと並ぶフレンチ・ハウス・ブームの立役者。近年フィリップは、フェニックスやカインドネスらを手掛ける人気プロデューサーとしても活躍している。
今回の“Action”は、いきなり〈これぞ〉なフィルター・ベースからスタートし、マイクDとキャット・パワーのラップ・ヴォーカルがポコポコと軽妙なビートに合わせて弾む、超ゴキゲンなニューウェイヴ・ディスコ・チューン。終盤に登場する、妙に腰の引けたギターもチャーミングだ。パーティーの定番となりそうな一曲。