人間のあらゆる感情を数値化するシステムに管理された近未来で、犯罪者を取り締まる刑事たちの活躍を描くサスペンスSFの第2期が登場。前回の虚淵玄に代わって、今回はハードSFの名作「マルドゥック・スクランブル」で知られる小説家の冲方丁がシリーズ構成を担当しており、いくつもの謎が絡み合う緻密なストーリーとヴァイオレンス成分を増した衝撃的な展開に、戦慄を覚えることは必至だ。凛として時雨による静と動の対比が鮮烈な主題歌も、物語が孕む狂気にリンクしているかのよう。あなたはディストピアが生んだ人々の歪みに直面して、正気を保つことができるだろうか?