今やもうポストパンク/ニュー・ウェーブの伝説的バンドとして愛されてやまないバンド、ギャング・オブ・フォーの通算9枚目となる2015年作。オリジナル・メンバーとしてはギターのアンディ・ギルが唯一今でも在籍。アンディを中心として新ヴォーカル、ジョン・ジェイラーを迎え初のアルバムは、昔からのファンも当然ながら、今の音楽好きへのアピールもかかさないような、ポップで、それでいてダークな一面も聴かせてくれる、言うなれば前よりも音の使い方が広がったような印象でつくづく飽きさせないバンドだなと。今作は、なんと布袋寅泰も参加ということで、来日をまた期待してしまいます。
ポスト・パンクの元祖とも言える大御所バンドが、再結成後2枚目のアルバムをドロップした。ヴォーカリストが替わるなど顔ぶれの変化はあるものの、アンディ・ギルのファンク味たっぷりなカミソリ・ギターを核とするタイト極まりないプロダクションは、往時のまんま。キルズのアリソンやビッグ・ピンクのロビーらゲストの豪華さも凄まじく、とりわけ布袋寅泰との壮絶なギター・バトルにアドレナリンがダダ漏れだよ!