新人としては上々のスタートを切ったジャマイカ。特に日本ではインディー・ロックからフレンチ・エレクトロ・フリークまでの心を掴み、2010年のファースト・アルバムが大ヒット! あれから4年、満を持して登場した2作目は、ダフト・パンク『Random Access Memories』とフェニックス『Bankrupt!』の制作に携わったそれぞれのエンジニアを招き、初めて生のドラムやピアノを導入するなどアナログ機材にこだわって、オーソドックスなバンド・スタイルを試みている。開放感のあるポップソング“Houdini”、センティメンタルな“Rushmore”、ピアノ・ロック“Ricky”をはじめ、前作にはない繊細さと生々しさが融合したライヴ感覚は、今作最大の聴きどころであり、彼らの新しい魅力となりそうだ。