Oneohtri Point NeverOPN)以降」という形容が説得力をもつ様に、OPNは現行シーンに多大な影響を与え続けている。OPN主宰レーベルの新作は何と女性声楽家、作曲家GABIのデビュー作。彼女はマリーナ・ローゼンフェルドジーナ・パーキンスらに師事したという経歴からも伺える様に、NYダウンタウンシーンとアメリカ実験音楽の血を受け継いでいる。本作はOPN、ティム・ヘッカーベン・フロストらの作品にも関わるポール・コーリーが参加する事で、今である必然を強く感じさせる音像に仕上がっており、ニューエイジ~ポスト・クラシカル~現代音楽を繋ぐ作品として新たな可能性を問いかけている。

 



OPNことダニエル・ロパティンがプロデュースを手掛け、自身のレーベルから送り出すNYのオペラ歌手/マルチ奏者の初作。ここでは神秘的な歌声をループさせ、幾重ものエフェクトをかけている。アルバムの構成はビョーク『Medulla』を想起させるが、ストリングスや鍵盤、各種打楽器といったクラシカルな音色を絡めることで、劇伴音楽のように荘厳な世界を創出。非常にドラマティックな一枚だ。