COLUMN

SFテクノ・ポップ描く3人組Cupitron、玉城和夢からアクフェンまで集結したエレクトロな新シングルに注目!

【ZOKKON -candy floss pop suite-】第44回 Pt.7

SFテクノ・ポップ描く3人組Cupitron、玉城和夢からアクフェンまで集結したエレクトロな新シングルに注目!

未来からカラフルに瞬く夏の大三角形!!

 トベタ・バジュンが〈Colorful Pop from Techno World〉をキャッチに送り出した(写真左より)山川二千翔浜田彩加宮川里奈の3人組——Cupitron。トベタといえば以前はテクプリのサウンド面を後見し、現在はつりビットも手掛ける多才なクリエイターですが、近未来的なSF世界をモチーフにカラフルなテクノ・ポップを描くCupitronのコンセプトは、かつてMACHO ROBOT名義でも披露された彼の電子音楽×ダンス・ミュージックの一面が表出したものと言えるのかもしれません。

 昨年6月にデビュー曲“サマーカイジュウ”を配信してお披露目ライヴを成功させたトリオは、いきなりTIF出演も果たし、9月に初シングル“ユニコーンパレード”をリリースしました。今年2月にはセカンド・シングル“バッテリー”を発表し、マンスリーの定期ワンマン〈Galaxy Party〉も好調に重ねている真っ最中。この6月に1周年を迎え、タイミング良く彩加がNHK Eテレの番組「Rの法則」レギュラーに抜擢されるという吉報も重なるなか、2度目のTIF出演を目前にしてニュー・シングル“ロボットボーイ ロボットガール”が届きました!

Cupitron ロボットボーイ ロボットガール Kisspoint(2015)

  これまでのシングル表題曲がいずれもキラキラした意匠とエモーショナルな美メロの織り合わされたアッパーな出来だったのに対し、今回の“ロボットボーイ ロボットガール”はダンサブルなエレクトロに乗せて大らかなメロディーを聴かせ、人間味のあるキャッチーさを感じさせるメルヘンチックな逸曲に仕上げられています。作曲は前シングルで“電子計算機の夢”を書いた久下真音が起用され、作詞をトベタ、編曲をトベタと中村祐介BLU-SWING)が担うデビュー以来の体制は不動。また、“バッテリー”に関与した玉城和夢akinyan electro)が引き続きプロダクションに助力しているのもポイントでしょう。

 また、仕様ごとに異なるカップリング曲も、東洋的な旋律とウォブリーなダイナミズムが交差する“宇宙でミルクココア”を筆頭にどれも興奮モノの出来映え。開放的なスケール感のあるダンス・トラック“We are Cupitron”には玉城が関与し、ナンセンスな詞も愉快な“π”ではトベタとも縁深いPROGRESSIVE FOrM系の疋田哲也+NILが援護しているのも注目です。さらに、鬼才アクフェン(!)がホラー・インク名義での仕事に近いファンキーな手捌きで“サマーカイジュウ”をリミックスするというサプライズもサラリと実現。とはいえ、トベタの一貫したクォリティー・コントロールも功を奏して、そうした名前を気にせずとも過去最高に充実した楽曲が揃っているのだから素晴らしいです。

 なお、一着あたり200個のLEDを搭載した今回の衣装は何と1677万通りもの色彩を表現できるそうですが、3人のキュートな瞬きと楽曲の放つカラフルな煌めきがそこにさらなる彩りをもたらしているのは言うまでもありません。夏の大三角形よりも眩しいCupitronの輝きに、この夏は大注目ってことです!

 

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