シャムキャッツ主催のライヴ・イヴェント〈EASY 2〉が、10月10日(土)に東京・TSUTAYA O-WESTとO-nestにて開催される。昨年10月に第1回が開催された〈EASY〉ではメンバー自身が企画・運営に携わり、ブレイク前夜のAwesome City Clubに、ミツメやCAR10などのインディー・バンドからGRAPEVINEのような大物まで出演。その音楽愛に満ちたブッキングの妙や、ふたつの会場をハシゴしてライヴが楽しめるサーキット形式のタイムテーブルだけでなく、ZINEを展示・販売するスペースが設けられたり、ステージ転換のBGMセレクトにもこだわりを見せたりと、独自の取り組みも大きな注目を集めた。

実は縁あって、第1回ではZINEショップで本を売る側の立場として参加させてもらったのだが、アットホームな雰囲気にDIYな工夫が活きた運営、送り手と受け手が共にカルチャーを広く理解し、熱気溢れるライヴを楽しむ光景には大いに感銘を受けたものだ。あれから1年、さらにパワーアップした第2回の開催を前に、バンド側へ取材をオファー。夏目知幸(ヴォーカル/ギター)、菅原慎一(ギター/ヴォーカル)、大塚智之(ベース)、藤村頼正(ドラムス)の4人に、リスナー目線に支えられた〈自分たちが行きたくなるフェス〉の成り立ちやコンセプト、そしてSaToAやD.A.N.など注目の若手インディー勢から、シャムキャッツと同期のTHE NOVEMBERSや踊ってばかりの国、先輩に当たるトクマルシューゴやPOLYSICS(!)、海外からやって来るフワン・ウォーターズまで、今回出演する全10組への思いや見どころも語ってもらった。

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〈EASY〉ができるまでの経緯
コンセプトと価値観、独自の取り組み

――序の序から伺いたいんですけど、なんで〈EASY〉というイヴェントをやることになったんですか?

夏目知幸「最初は(シャムキャッツも所属する)Pヴァインのフェスをやろうっていう話が、なんとなくボンヤリとあったんです。でも、それが全然動かなかったんですよ。だから僕らの近くにいる人がとりあえず日程と場所だけ押さえて、それでようやく動きだしたんですけど、スケジュールも差し迫ってたから、Pヴァインにいるアーティスト……たとえば、トクマル(シューゴ)さんとかオウガ(Ogre You Asshole)も予定が既に埋まっていた。さてどうしようとなったときに、トクマルさんがボソっと言ったらしいんです。〈シャムキャッツがなんかやればいいんじゃない?〉って」

――そうだったんだ! シャムキャッツほど〈EASY〉という単語が似合うバンドもいないと思うけど、なんで〈EASY〉と名付けたのでしょう?

夏目「実は結構迷ったよね」

菅原慎一「うん」

――他にも候補があった?

夏目「いや、なかったからこれになったというのもあって。『AFTER HOURS』を作ったときもそうだし、2年前のツアーのタイトルも〈GO〉でしたけど、なんかあんまりこねくり回さないで単語1個ポン、の方がいいなっていう。小難しく考えてもしょうがないから」

――シンプルに考えた結果〈EASY〉になった、と。

夏目「そうです。風通しの良い単語かなって」

 

〈EASY 2〉のロゴ・イメージ


――実際に第1回目の〈EASY〉に行ったとき、このイヴェント名が本当にしっくりきたんですよね。〈まさに!〉ってかんじ。

菅原「そのとき出てもらったバンドたちも、そういうのを意識して呼んだんですね。声をかけるときにも一応コンセプトがあったんです。その〈EASY〉感っていうのが……なんて言い方してたんだっけ?」

夏目「あれだ、4人以上のバンドを呼ばないって」

菅原「〈豊かじゃない〉だ!」

夏目「そうそう、〈豊潤じゃないバンド〉」

――どういうことですか?

菅原「簡単にいえば、ロック・バンドのベーシックな形をとっている。管楽器とか入ってない、そういうバンドを呼びました。〈豊かじゃない〉けど、バンドの持つ芯の強さを感じられるような」

夏目「〈東京のインディーズ〉って一言で言ってもいろいろとあるじゃないですか。正直に言うと、いかにカクバリズムとか、とんちれこーどとかが持っている豊かさや楽しさと、違うものにできるか考えてた。そこは敢えて絶対呼ばないって決めてたんです」

――それは、好き嫌いとは別の話ですよね?

夏目「もちろん。むしろ超リスペクトしてますし、好きです。彼らのライヴを観てると、楽しさを与えられる人たちがバンドをやってるイメージを僕は持っているんですけど、そうじゃない人たちの音楽が集まっても楽しめるはずだって気持ちがあって。要は〈なんか賑やかでおもしろいですよ〉って提示はしないようなバンドというか」

菅原「そう、そういうバンドが実は集まっていた」

――最近は〈シティー・ポップ〉なんて括り方も出てきたけど、〈東京のインディーズ〉というボンヤリとした枠組みというかコミュニティーに対して、シャムキャッツはとても自覚的に向き合ってるイメージがあるんですよ。ベッタリとも違って、向き合い方を大事にしているというか。

夏目「そうですね。あと、〈まだ混ぜたりないな〉っていう気分もあったんです。いろんなものが混ざっていかないと、価値観が狭くなっちゃうじゃないですか」

――でも、いまみたいな世の中で〈EASYであること〉〈EASYに日々を過ごすこと〉ってすごく難しいわけじゃないですか。だから、〈EASY〉を標榜すること自体も、ひとつの価値観を提示しているのかなとも思った。そういうことに対してのこだわりは強い?

夏目「うん、強い強い。強いって言っちゃうと〈EASY〉じゃないじゃんってなるんで言いたくないですけどね。正直言えば、まあそういう心意気はありますよ」

菅原「〈ハード・イージー〉ですね」

――〈ハード・イージー〉ってカッコいい(笑)。

菅原「でも今年の〈EASY 2〉はまたちょっと違って。基本は一緒だけど、出演者を選ぶ基準はもうちょっと緩くして、間口を広げました

――そんな感じしますよね。出演者の話はあとでじっくり伺うとして、〈価値観を混ぜる〉という話をもう少し掘り下げていくと、〈EASY〉は音楽というかライヴだけじゃないのもよかったんですよね。ZINEのショップもあったりして。

夏目「せっかく来てもらうなら、いろんな文化に触れてもらえたらいいなーと思って。〈自分が行きたいフェスを作ろう〉というのがまず前提にあるし、〈みんなが来たくなるフェスにしたい〉というのを出発点にしてシンプルに考えたらそうなった。あとフェスとなると、みんなメシとか頑張っちゃうじゃないですか。別に俺はフェスでメシとかなんでもいいんですよ、ハッキリ言って」

――わはは(笑)。

夏目「それより、もうちょっとおもしろいもんないかなーって。それに音楽が好きな人だったら、CD屋に寄ったあとに本屋に行くのって普通のルートじゃないですか」

昨年の〈EASY〉でZINEショップが展開されたO-nestの光景
ライヴの合間にたくさんのお客さんが集い、大盛況だった

 

――なるほど。〈EASY 2〉でも前年に続いてZINEショップが並ぶんですよね。今回の顔ぶれを見渡すと、CDのアートワークを手掛けていたりとか、音楽シーンにも接点をもつ人たちが中心に集まっているのかなと。
※参加者一覧はこちら

菅原「去年の〈EASY〉をきっかけに、そこで出店していた方々が、そのあとも各々で交流していて。ここ1年くらい、あそこでZINEを販売していた人たちの周りが、いわゆるインディー界隈で(ジャケットの)アートワークとかグッズをデザインを作ったりっていう動きが活発だった印象があります。あと、去年はお客さんとして来てたけど、いい作品を作ってる人たちと関わるようになったり。今年は〈出たい〉って言ってもらった人も、出てほしいって思ってた人たちも、みんな呼んでみたんです」

――へー。これはライターや編集者にも言えると思いますけど、そういう人たちが交流する機会ってなかなかなくて。基本インドア派でシャイな人も多いし(笑)。だからこそ、そういう人たちが交流する場としても〈EASY〉が機能して、いろんな動きの活性化につながっているのはすごいですね。

菅原「そうそう、そういうことも言ってもらえました。あとは、〈TOKYO ART BOOK FAIR〉みたいなブック・フェスとも一線を画すというか、あくまでもバンドのシャムキャッツが選んでいて、自分たちの周りのいい感じの人が集まってるっていうのも伝わるといいかな」

――出店者の全員がオススメというのは大前提として、見どころというか、お客さんに気にかけてほしいポイントを教えてもらえますか。

夏目「イラストの人が多いけど、読み物というか、文章のZINEはおすすめです。そっちの人たちはパッと見では買いづらいかもしれないですけど、すごく面白いんで。ぜひ実物を手にとってみてほしいですね」

菅原「京都のタテイシナオフミさんという、(日本に)いち早くZINEカルチャーを紹介した人がいて」

夏目「メチャクチャいいんだよね」

――DIYカルチャーが根付いてるポートランドまで渡ったそうですね。向こうのZINEにある独特のテイストを表現している感じというか。

菅原「そうそう! それを京都で作っていて。それを夏目が……」

夏目「なぎ食堂のLilmagで買ったんですよ」

菅原「それで本人にメールを送ったら、タテイシさんもディアフーフとかUSインディーのバンドがもともと好きだったみたいで。俺らのこと知らなかったけど、ぜひ参加してほしいと声をかけたんです。そのタテイシさんが、東京に来て〈EASY〉のZINEショップでSTOMACHACHE.やサヌキ(ナオヤ)君と絡んでる光景を見て、すごくグっときたんですよね」

――出会うべき人たちが出会いを果たした、いい話ですね! そういうUS的なDIYカルチャーを継承する人たちもいれば、カメラマンの植本一子さんがいたり、ゆる~いテイストのイラストレイターさんもいたり……。

夏目「なんでもアリです」

菅原「なんだかんだ、音楽だけがずっと一日中流れていたら疲れちゃうから。ああいうスペースがあると、ちょっと休みながらゆっくり周ったりできるもんね」

――出店者はもちろん、お客さんにも思わぬ発見があるでしょうし。

夏目「あと、初めて規模の大きいイヴェントをやるって考えたときに、自分たちと、出演してもらうバンドだけだと広がりが足りないかなって思ったんです。そこで、もっと〈当事者〉を増やしいっていうのもあったんですよね。〈自分もこれに参加してるぞ〉って。イヴェンターがついてるわけじゃないので、宣伝にしても、参加してくれる人たちの広がりに頼るしかないですから」

――みんなでフェスを創り上げるというか。

夏目「自分たちが主催だって空気もなるべく消したいんですよ。それをするためにどうしたらいいかなって考えたんです。ZINEもそうだし、BGMもそれに繋がってて」

――タイムテーブルをご覧のとおり、〈EASY〉ではステージ転換のBGMを、レコード・ショップやメディアの人だったり、出演バンドのメンバーが選んでるんですよね。これもおもしろい試み。

〈EASY 2〉のタイムテーブル(拡大画像は特設サイトに)
メンバー本人(D.A.N.など)や出演アーティストへ縁や造詣の深い人物
(トクマルシューゴ出演前の小田晶房など)が出演前の選曲を務めていたりも

 


菅原
「セットリストを紙にして配ったのも良かったんですよね」

――その場でどの曲がかかっているのか一目でわかる→ライヴ以外にも音楽との出会いがお客さんに用意されている→選曲にも力が入る、といった具合に相乗効果も生まれていて。

夏目「ナイスアイディアだったよね。ココナッツディスク(吉祥寺店)の矢島(和義)くんに至っては、ターンテーブルで曲を繋いだものを、わざわざ録音して。要するにDJミックスしたデータが送られてきた」

――凝ってますね。個性的な選曲をしそうな人たちばかりだし、シャムキャッツにとっても発見や刺激があったんじゃないですか?

夏目「僕らが先に一回音源を預かるわけで、それを車で聴くのがメチャクチャおもしろい」

菅原「前回の〈EASY〉は、シャムキャッツの出番前の選曲をバンビ(シャムキャッツの大塚)が担当したんですけど、すごくおもしろかった」

大塚智之「おもしろかった?」

菅原「よかったよ。マイケル(・ジャクソン)多かったよね?」

大塚「いやいや、最初がマイケルで基本的にジャズ。でも、ちゃんと〈EASY〉感を考えたよ(笑)」

――今年はPOLYSICSのハヤシさんや、D.A.N.の櫻木大悟さんもBGMをセレクトしているんですね。それにしても、第2回。よくぞ企画してくれました。しかもパワーアップした感もある。

夏目「〈Shimokitazawa Indie Fanclub〉が(近い時期に)あるから、別にやんなくてもいいんじゃないかとかは正直ちょっと思ったんですよ。でも、ノリや空気もだいぶ違うし、やったほうがいいよって周りからも言われて。それに、最初の時点で2年は絶対続けようと思ってたんです。1回で終わると、一発屋じゃないけど、気まぐれでやったのかなって思われそうだし。2年やれば恒例というか。次に繋がるものになっていくかなって。それに、自分が知る限りこういうイヴェントがほかにないから、東京に存在させといたほうがいいのかなって」

――絶対にそう思いますよ。出演者や関係者、それにお客さん。どういう立場で参加しても、誰かしらにとって何かしらの発見が絶対にあるというか。

夏目「そうですね」

――それは人との出会いかもしれないし、音楽との出会いかもしれない。あとはちょっと、文化祭っぽいとも思ったんですよ。オトナの文化祭。そういう居心地のよさと手作り感覚があって。〈インディー的〉なこだわりを大事にしてるというか。

夏目「そうそう。大事にしてる、兼、それをどう破っていくか、それにとらわれないかがテーマですね。所属してる場所でのインディーか、インディーじゃないかって判断するのが一番くだらない。そういうものをどう壊していくのかですよね」

――ファッションでなくアティテュードとして、みたいな?

夏目「〈インディー〉って言葉に対して、僕は何の執着もないというか。全然インディーじゃなくてもいいと思ってる。独立、自主性があるって意味での活動はしていかなければと思いますけど」

菅原「(前回の〈EASY〉で)GRAPEVINEを呼んだのとかもね。守るとこは守りつつ、でもかき混ぜるっていうのが、たぶんいま夏目が話していたこと。横の繋がりで仲のいい奴らを集めて〈イエーイ!〉じゃなくて、ちゃんと縦も意識してね」

夏目「近いようで遠いネットの繋がり方ってあるじゃないですか。今回のラインナップは特に、ネットでは知ってるというか、〈音源は聴いてるしYouTubeも観ているし、いいよねー。でもライヴは行ったことないんだ〉って、お客さんが思っていそうな感じのゾーンを具現化したイメージ」

――というのは?

夏目「たとえばTHE NOVEMBERSとシャムキャッツは、俺が小林(祐介)くんと個人的に仲がいいだけなんだけど、お互いシンパシーは感じていて、実際に繋がっている。でも、お客さんは若干被ってはいるんだろうけど、ライヴに足を運ぶまでのテンションには持っていけてない気がして。だから、その辺をもっとおもしろく繋げられないかなって。小林くんにもそういうメールを送ったら、自分たちのワンマンも近いのに〈すごく出たい〉と言ってくれる男気ですよ。他の出演者に対しても、そういう気持ちがあります」
 

 

勢いに乗るホープと〈EASY〉に出会える!
ナイス・レコメンドが光るO-nest

 

――〈EASY 2〉のラインナップは前回以上に攻めてますね。みんな自分たちで声をかけた感じ?

夏目「そうですね。もちろん、手伝ってもらった部分もありつつ」

菅原「本当にメンバーが選んでます」

夏目「前回出てもらった人は全員呼ばないっていうのは最初から決めてました。ベタベタしてる感じが出たら嫌ですよね」

――馴れ合いはしない、と。

夏目「その点SaToAは、どのバンドとも仲良くならないからいいんですよ」

菅原「そうそう、最高です。こないだも恵比寿BATICAにライブを観に行って、終演後に良かったことを伝えようと話しかけに行ったらヴォーカルのTomokoちゃんが、俺に背中を向けて、早くどこかに行きたさそうで……(笑)。みんなすごく優しいんですけどね」

SaToA

 

――SaToAは衝撃的なバンドですよね。演奏の上手い下手とかを超越しているというか。とんでもない曲を書くし。

菅原「曲の作り、普通じゃないですよね。〈そこで、その進行!?〉みたいな」

――以前、夏目くんが彼女たちに手紙を渡されたんでしょう?

夏目「去年の〈EASY〉で〈音源聴いてください、私たちもこういうの出たいんです!〉って声かけてくれたんですよ。あのとき、ありがたいことに何枚かCDもらったんですよね。基本もらったCDは全部聴くわけですけど、SaToAはずば抜けて良かった。〈すごいの来たぞ〉と」

――そう思いますよね(笑)。

夏目「それで〈オルグスター感謝祭〉(2014年の年末に南池袋のミュージックオルグの閉店前日に行われたイヴェント)で、実は俺が黒幕として動いていたんですけど、彼女たちに出演してもらって。そのときがSaToAの初ライヴで、(共に出演していた)三輪二郎や柴田聡子も〈あんないいバンドがいたのか〉って感動してましたね」

菅原「本人たちは、そういう最近チヤホヤされてるムードに葛藤しているというか、ちょっとこう……どうなんだ、みたいなのがあって。そこもいいんですよ」

夏目「なんか、世の中すべてに中指立ててるような感じでしょ。だから、ああいう曲になるんですよね。それはすごい理解できる」

――やってる音楽に必然性があるというか、パーソナリティーと音楽性がここまでリアルに結び付いている例って、他になかなかないですよね。

夏目「最近またライヴが変わってきたらしくて。媚びないんですよ。ハードコア・バンドみたいになってるらしく」

菅原「基本MCなしで」

夏目「みんなが〈どうした!?〉ってなってる、その感じも超いいですよね」

※SaToAインタヴュー記事はこちら

 

D.A.N.

 

夏目「D.A.N.は僕が音源を聴いて好きになって。それでどう?ってメンバーに提案して、みんなもかっこいいね!と。」

――どんなところが気に入ってるんですか?

夏目「なんで若いのにこんなに考えられるんだろうって。どういうきっかけで音楽を始めると、あんなに考えて作れるようになるんだろうとか、すごく興味があります。自分たちと違いすぎて」

――まだ20代前半なんですよね。

夏目「これが好きですっていうのがあって、音楽をやっている感じがすごく好感を持てるというか。実際どういうのを普段聴いてるのか話してみたいですね。SaToAはそこらへんのこと聴いてもなんか掴めなそうだけど、D.A.N.はそこらへんが豊かそうだなって」

菅原「かっこいいですよね。顔も」

一同「(笑)」

菅原「だけど、全然チャラチャラしてなくて誠実な感じがする。すごい好印象」

夏目「オウガとか好きなんですよね」

菅原「それを公言しつつ、自分たちの表現をしているのが凄い」

――その影響を踏まえつつ、さらに乗り越えて新しい音楽を創ろうとしている感じがするし、実際にそうなりそうな気配を感じさせるのもワクワクさせるというか。

夏目「そうそう。バンドにはいろんなタイプがいると思うんですよ。ファースト(・アルバム)でバンドの下地ができて、だんだん色が重なっていって、完成度とかオリジナリティーを増していくタイプに、最初はとっ散らかって何やってるかわかんないんだけど、そのグチャっとしていたものが次第にわかりやすくなっていくパターンと。だから、D.A.N.とSaToAは対照的というか。D.A.N.はレッド・ツェッペリンとかヴァンパイア・ウィークエンドとかみたいに、一番シンプルな形が初期に既にあって、ここからどう進化もしくは深化させていくんだろうっていうバンドなのかなってイメージ」

――シャムキャッツは後者?

夏目「完全に後者でしょう!」

菅原「俺たちはSaToAタイプか」

※D.A.N.インタヴュー記事はこちら

 

never young beach

 

――D.A.N.と同じレーベル(Bayon production)のnever young beachも、いま盛り上がってますね。彼らはどんなかんじで?

夏目「結構いい感じだなと思って」

大塚「なんか軽くない(笑)?」

夏目「でも、ネバヤンは真面目に語ってもしょうがないっていうか。〈結構いい感じじゃね?〉っていう感じのバンドじゃないですか。全然悪い意味じゃなくて」

菅原「いや、そうだね」

――いい湯加減っていうか。

夏目「でも確固たる〈これじゃなきゃダメだ感〉もあって。ライヴだと特に、5人のグルーヴィーな感じこそキモなんだなってグッときました」

――音楽性にも〈EASY〉感ある気がしますね。本人たちともよく喋ったりとか?

菅原「喋りますね。機材の使い方についてメールしたりとか。でも、ここまで絡めるようになるとは思ってなかった。ネバヤンの(『YASHINOKI HOUSE』)レコ発にも呼ばれて、それが本当に楽しかったな。〈EASY〉の前にすごい盛り上がっちゃった」

――音楽性でいうと、はっぴぃえんどとかデヴェンドラ・バンハート、ブラジルのトロピカリズモとか、いろんな要素をいい塩梅に感じさせて。

夏目「今後どうなるのか全然わかんないですよね。そこがいい」 

 

DYGL

 

夏目「DYGLは僕がたまたま出会って、ライヴを観に行ったらすごいカッコよかった。男らしいインディー・ロックのロマンがほとばしるっていうね」

――〈ロマン〉って表現はかなりしっくりきますね(笑)。前にNOT WONKと彼らが同じ日にライヴしているのを観て、どちらにもビックリさせられたんですよ。最近はこういうバンドがいろいろと出てきていますね、歌詞が英語で。

夏目「そうそう。で、みんな違いますよね」

 

――個人的な話ですけど、欧米のインディーを通過して英語で歌う日本のバンドって、昔は正直そこまで入り込めなかったんですよ。ちょっと物真似っぽくも思えてしまって。でも最近出てきてるバンドって、海外のバンドよりライヴがうまかったりするじゃないですか。

菅原「自分が大学生のときには絶対いなかった。堂に入った感じしますもんね。海外のバンドと並んでても、引けを取らないというか」

――ここも交流はあるかんじ?

夏目「ちょっとだけ喋ります。会ったら〈ウィース〉って。たぶん趣味とかは結構違うんですよね、僕らとは。でも出てくれるから、本当に嬉しいんですけど」 

 

may.e

 

菅原「may.eは俺がもうゴリ押しで、一番最初に名前出しました。ここ一年で本当に一番好きな歌手です」

夏目「俺も一回弾き語りで対バンしました。気づいたらなんとなく友達だよね。最初から近いとこにいて。僕はずっとインターネットで聴いてました」

 

――いっぱいアップされてますからね。ネット上で熱心に音楽を追ってる人たちのあいだでは、早くから話題になっていたイメージ。

菅原「BandcampやSoundCloudで音楽を発信する人はいっぱいいますけど、そのなかでも一番……すごい良い。あとは〈EASY〉なスタンスですよ。全然笑わない。媚を売らないというか」

――〈ハード・イージー〉だ。

菅原「最初はちょっとロハス系なのと思ってたんですよね。麦わら帽子をかぶって、爽やかなひまわりがー、みたいな」

――「思い出のマーニー」みたいな。

菅原「そうそう! でも全然違うんですよね。そこが俺は好き」

夏目「たしかに中指系ではある。あと、may.eはおもしろツイートをよくしてます」

――ライヴ以外にも見どころ満載なんですね。

夏目「演奏の方はなんていうか、スクウェア。ギターの弾き方とかが。なんかボタンを押して再生すると、まったく同じことがまたできるんじゃないかって感じさせるようなライヴなんですよね。そこに人の温もりが入ってくるっていうイメージで、なんか不思議ですけど」

――感情的だけどテクニカルというか。

夏目「そういう感じがします」

 

海外勢に同世代、意外な〈ゲスト〉に縁の深い先輩まで
シャムキャッツの歩みが反映されたO-WEST
 

 

フワン・ウォーターズ(Juan Wauters)

 

――そして、〈EASY 2〉にはついに海外のミュージシャンも登場するんですよね。しかもフワン・ウォーターズだと聞いて驚きました。これはどういう経緯で?

菅原「シー・ライオンズ(Sea Lions)というアメリカのバンドが来日したときに、対バンしたらメンバーと仲良くなって。SNSとかInstagramで繋がってやり取りしてたんです。それで今年新譜を出すって言ってるから、そのタイミングで〈EASY 2〉に出てもらおうと声かけたんですけど、彼らのスケジュールが合わなくて」

――あのときの対バンも〈日米夢の共演〉感がありましたもんね。彼らとシャムキャッツは重なる部分がいろいろ多かったというか、音楽性もそうだし……。

菅原「あと見た目とか(笑)。それでシー・ライオンズを招聘していた(twee grrrls clubの)sumireちゃんに相談してみたら、彼らと仲のいいミュージシャンに声かけていいよって流れになって。その候補にフワンの名前があったんですよ。〈お、マジか!〉って」

夏目「すごく聴いてたんです」

菅原「シャムキャッツ内で盛り上がってた」

――しかも、〈EASY 2〉にもピッタリですよね。よく言われるようなジョナサン・リッチマンっぽさもたまらないし、ウルグアイ出身で英語とスペイン語が入り混じる感じとかもよくて。

夏目「確実に日本語ではやれない表現だし、憧れますね。もしやったら倉内(太)くんみたいな感じになるのかな。投げ飛ばすような歌い方っていうか。センスがいいし、今年出た新作のジャケットも最高ですよね」

――しかも、タイトルが『Who Me?』でしょ。カッコよすぎる。

 

菅原「17歳でNYに引っ越して、自分の故郷が2つあるってインタヴューで話していて。たぶん居場所が見つからなくて、でも歌いたいし家族に感謝したいし、友達大好きって言いたいみたいな」

――それを聞くと、両方の言葉で歌うのも納得というか。

夏目「どっちでも歌にしたいんだよ。泣けるよね」

※フワン・ウォーターズ来日ツアー特設サイトはこちら

 

踊ってばかりの国

 

夏目「踊ってばかりの国は、バンドのみんなもそうかもしれないけど、俺がただ単に好きなんです。自分が女だったら下津光史みたいなやつと付き合いたいなって」

――そんなになんだ(笑)。対バンとかは……。

夏目「全然してない。こないだ大阪でツーマン誘って。ちょいちょい顔合わすことはあるんで、顔見知りですけど」

――世代も結構近いのかな?

夏目「出てきたのはだいたい一緒ぐらいの時期。年齢は、下っちゃんのほうがちょっと下ですけど」

菅原「他のメンバーは俺たちのひとつ下くらいだよね。すごくシンパシーがある」

――それは初期の頃から?

菅原「初期の頃は、“悪魔の子供”って曲がYouTubeで一気にバーって話題になっていたのを見ていた感じですね」

夏目「最初のアルバムの頃は、僕はあんまりわかんなかったんですけどね。『世界が見たい』が出たあとライヴを観る機会があって、〈うわー、カッコいい〉って思った。下っちゃん歌上手いしね」

――同世代であるとか、同じ頃にデビューしたとか、そういう点で意識したりシンパシーを抱いたりはします?

夏目「同世代に関しては、いま残ってるバンドは続けてるってことですからね。それだけで結構タフで強い表現してるということですよね。昔よりそういう気持ちは自然と強くなってるかな。シンパシーっていうか、お互いよくやっているねっていう」

大塚「尊敬とか敬意みたいなものはありますね。同世代は必要だし。上も下もどちらにしろ」

菅原「でも、その同世代で共演するのがTHE NOVEMBERSと踊ってばかりの国か。そんな2015年は予想してなかったな(笑)」 

 

THE NOVEMBERS(photo by 佐内正史)

 

――THE NOVEMBERSはさっきも話に出てきたけど、仲良かったんですね。

夏目「そうです。(活動終了した昆虫キッズの)高橋翔を介して」

――へぇー!

夏目「なんか、小林くんも高橋翔もすごいフェミニンな人なんです。女性性が強いっていうか。僕は自分自身にはそれは感じてないんですけど、あの2人は僕に対してそういうイメージがあるらしくて。〈男の女々しさ〉みたいのが好きな人たちらしいです。それに俺もひっかけてもらってるという」

――いい話(笑)。でも夏目くんの歌の艶っぽさとかにもフェミニンを感じるし、言われてみれば共有している部分はいろいろあるんだろうなって。

夏目「あと、THE NOVEMBERSは実力者ですよね、それを〈EASY 2〉で見せつけてほしい」

――言うまでもなくシャムキャッツとは音楽性が全然違うわけだけど、彼らのサウンドについてはどうです?

夏目「カッコいいなって感じ」

――そうとしか言えないよね(笑)。

夏目「そう。カッコいいし、やっぱり変かな。特に最近は、ポップっぽくなるのを回避してるように感じられるときもあって。メロディもちょっとモリッシーみたいだし、始まってからどこに着地するのかよくわからない。それでギターの音大きいし」

――海外の音楽が好きだって公言してる感じとか、自分たちが好きなものを大事にしてる感じっていう意味でも、音楽性とかキャラクターはお互い全然違うのかもしれないけど、通じ合ってる部分もあるのかなと。

夏目「そうですね。ヴィジュアル含めたコーディネートもカッコいいし。ゴスっぽい感じなんて、俺たちには絶対出せないやつだから。まぁ、バンビは出せるかもしれないけど」

大塚「〈EASY 2〉をきっかけに仲良くなれるかな」

一同「(笑)」

夏目「小林くんとか、包み隠さずラルク(LArc-en-Ciel)が好きそうじゃないですか。俺たちは斜に構えてしまうから、真っ直ぐにカッコいい感じでやれていることへの羨ましさもありますね」

 

 

POLYSICS

 

――POLYSICSは今回のラインナップでも、一番のサプライズでした。

夏目「仙台のライヴの打ち上げで、呑み屋で〈ARABAKI ROCK FEST.〉の映像が流れてたんですけど、そのときのPOLYSICSがとにかくカッコよくて。それで急に気になりだして、周りに訊いてみたら、〈ライブすごいよ〉ってみんな言うんです」

――位置づけ的には前回のGRAPEVINEに当たるのかもしれないけど、明らかに立ち位置が違うじゃないですか。

夏目「正直、自分は絶対交わらないと思ってた人たちだから、これはおもしろいんじゃないかと思って」

大塚「でもライヴの映像を観てたとき、ロック感というか、〈EASY〉感がすごくあったよね」

夏目「あったあった」

大塚「俺らみんなが、あのとき感じてた気がする。全然聴いてこなかったけど、ライヴは想像と違っていて。〈EASY〉に出るバンドはみんなライヴ感があるから、呼べそうじゃんってそのときにすごく思った」

藤村頼正「〈EASY〉に出てくるイメージが浮かんだよね」

菅原「大物というか、ゲスト・バンドみたいなのは必要だなと思ってたから」

――それで声かけたら本当に出てくれることになった、と。

夏目「そうです」

――自分たちの想像と、モニター越しで観たライヴのギャップについて、もう少し詳しく教えてもらってもいいですか?

夏目「メジャーなバンドだし、単純に言うとカッチリとしたライヴをするんじゃないかと思ってた。ピコピコも入ってるし。でも実際はだいぶパンクだった」

大塚「ポスト・パンクだね」

夏目「あんまりPOLYSICSの音源に汗を感じたことはなかったけど、ものすごい汗くさいものなんだなってそこでわかった。超汗だった、むしろ」

一同「(笑)」

藤村「僕も高3ぐらいの頃に結構好きで。ライヴも一回見たんですけど、汗だくで、めっちゃロックで、カッコいいなって思った印象があります」

 

 

トクマルシューゴ

 

夏目「トクマルさんは去年終わったときに、〈来年もやるんだったら出てくださいよ、アンタのせいでやったんだから〉みたいに言ったんですよ、わざわざ」

一同「(笑)」

夏目「今回のラインナップではちょっと年上というか、キャリアもあるし。あとは単純に、POLYSICSとトクマルシューゴが並んでるのおもしれぇなーって思って」

――意外なことに、ライヴでの共演が全然なかったんですよね。

夏目「なかったです。シャムキャッツはGellers(トクマルも所属するバンド)担当だと思ってました」

――トクマルさんやGellersの存在というのは、シャムキャッツにとっては兄貴というか、活動の初期から本当に大きかったわけですよね。

夏目「こういうインディーの現場で、どうやって自分たちの名前を売っていくのかアドヴァイスをちゃんとくれたのはトクマルさんだけなんですよ。トクマルさんはバンドのやり方、組織の動かし方を教えてくれた先輩なんです。超単純なことからですよ。〈人が集まるところに足を運べ〉〈フライヤーをとにかく置け〉とか」

――そうだったんだ。

夏目「ま、困ってたときに助けてくれたってことです。〈考えてやれよ〉ってことですよね。〈これ、おもしろくね?〉だけじゃダメだぞっていう」

――そういう意味では、この〈EASY〉が実現するきっかけを与えた人でもあり、バンドの考え方や思想にも影響を与えてくれた人でもあり、もっと前からもずっと……。

夏目「僕らのファースト(2009年作『はしけ』)のプロデューサーも、ほぼトクマルさんみたいなもんなんです。なぜか、ずっとスタジオにいたから。だからやっと、いろいろ良い感じになってきた。一緒にやれて嬉しいなって。でもこれで一緒にやっちゃうから、〈TONOFON FESTIVAL〉(トクマルの主催フェス)にはあと3年は出れないかな」

一同「(笑)」

大塚「逆に出れるパターンかも(笑)」

 

 

シャムキャッツ

 

――そして大トリは、もちろんシャムキャッツ。

夏目「出ないって手はないですもんね。究極を言うと、自分たちが出ない状態でフェスだけ、このイヴェント・タイトルだけで動いていったら最終的にはいいなって思ってます。それこそ毎回主催は違う人で、〈EASY〉という催し物が一人歩きしていってくれたら」

――ほう。

夏目「だから50年後とかに歴史を紐解いていくと、〈あぁ!〉って」

――〈あれシャムキャッツが始めたんだ!〉って。

夏目「そそそそ」

――30年後はSaToAがやってるとか。

一同「(笑)」

――(今年3月に発表されたEP)『TAKE CARE』のツアー・ファイナルだった4月のワンマンは個人的にも感動したんですよ。あの日はフロアもパンパンだったし、演奏も堂々としていて。すごいバンドになったんだなーって感慨深かった。

――だから昔と比べて、ライヴへの自信も相当あるんじゃないですか。

藤村「どんどんなくなってきますね」

菅原「うそー(笑)」

夏目「でも藤村が一番上手くなってない?」

藤村「たぶん常に成長してはいるんだけど、どんどんヤだなって思ってる」

――プレッシャーを感じてるということ?

夏目「その話、詳しく聞きたい」

藤村「前よりやれるようになったから、もっとやらなきゃって。俺は個人的に〈EASY〉は踊ってばかりの国の佐藤(謙介)くんとTHE NOVEMBERSの吉木(諒祐)くんをちょっと意識していて。彼らは同世代でドラマーとして地位を築いているし、ミドルテンポのロック・ドラムを叩くのも共通している。だから自分も頑張ろうかなって。結構そういうのが楽しみです」

――お、ライヴァル視点。

藤村「佐藤くんとか、前に踊ってばかりの国と大阪でツーマンしたときに、久しぶりにプレイを観たらメチャクチャうまくなってて」

菅原「なんかドラマーってそういうのが、羨ましい」

――こういうのってドラマー独特の傾向なんですかね。ベーシストのライヴァルとかいます?

大塚「ベースはお互いシャイだから、そういう話は絶対にしない」

一同「(笑)」

――今回の出演陣で気になるベーシストはいますか。

大塚「いないけど」

一同「(笑)」

大塚「ベースはバンドの底の部分というか、ベース=バンドみたいなものだから」

――たしかに。

大塚「だから、それぞれのバンドが違うくらい、それぞれのベースが違う。全然価値観とかも違う。そういうの楽しいでしょ。特に俺は全然知らないバンドばっかりなんで。ネバヤンも踊ってばかりの国も、この前初めてちゃんとライヴを観たし。さっきのPOLYSICSのライヴを映像で観たたときにギャップを感じた話と同じで、どのバンドや出演者も、シャムキャッツもそうだと思うけど、ちゃんとライヴで観て感じるっていうのが音楽じゃないですかね」

夏目「真面目だ」

 

――こうして出演者について一通り話してもらったら、〈EASY 2〉がますます楽しみになってきましたよ。

藤村「来てみたら想像を超えた楽しさがあるイヴェントになると思います。前回は特に、僕自身もすごく感動したし。今回も正直、ライヴを観たことない人たちがいっぱいいるので、当日にいろんなことを思えるんだろうなって、そういう自分たちも思ってもみないことが起こる予感がします」

夏目「希望としては、東京のお客さんって割と静かにライヴを観ることが多いけど、すごくいいイヴェントだし、良いメンツが集まっているから騒いでほしいですね。そうじゃないと面白くないと思うんで。〈ライヴをおもしろくするためには、君にだって実は責任があるんだよ〉って本当は言っちゃいけない立場ですけど、〈バンドやってない俺〉がそういうことを言いたくなるときもあります」

菅原「まさしく、去年の〈EASY〉はお客さんが騒いでたよね。それで嬉しくなっちゃって、自分も盛り上がってた」

夏目「俺たち主催だし、そういう雰囲気作りへの気持ちは強いです。みんなが騒げるような環境づくりじゃないけど」

――そういう意味でも、最初の話に戻るけどお客さんにもどんどん参加してほしいって。

夏目「そうそう。ま、プレッシャーに感じることは全然なくて、それぞれが楽しんでくれれば」

――各々が〈EASY〉に。

夏目「うん、〈EASY〉に楽しんでくれよって」

――そして最後に、シャムキャッツは早くも新作を作っているところなんですよね?

夏目「まだ全然形にはなってないですけど」

――このあいだ、夏目くんからコーネリアスの『FANTASMA』とかレディオヘッドの『OK Computer』あたりを意識してると聞いて。

夏目「そうですね、97年の感じ。でもまだ未知数です」

大塚「割とじっくり作りたいよね」

菅原「よくわかんないのって久しぶりだと思って。楽しいですね。今までは結構わかってるものを作ってたけど、いまは全然わかんない。〈EASY 2〉でも1~2曲できたらいいな」

――新曲もやるかもしれないなんて、最高じゃないですか。

夏目「いやー、がんばろう!」

 


 

〈シャムキャッツ presents「EASY 2」〉
日時/会場:2015年10月10日(土)
SHIBUYA TSUTAYA O-WEST & O-nest(2会場同時開催)
開場/開演:12:00/13:00
出演:シャムキャッツ、THE NOVEMBERS、踊ってばかりの国、DYGL、トクマルシューゴ、never young beach、フワン・ウォーターズ、POLYSICS、D.A.N.、SaToA、may.e
料金:前売り4,800円/学割チケット2,500円(いずれも税込/D別)
・ローソン(Lコード:71182)
・チケットぴあ(Pコード:271-502)
・イープラス
※学割チケットについて
・O-nest店頭のみで取り扱い
・高校生以下対象
・購入時・入場時ともに身分証明書の提示が必要
http://siamesecats.jp/easy2/